「キンコーズ」をご存じだろうか。オンデマンド印刷サービスを提供しており、コミケの同人誌を印刷する人たちにとっては定番のショップだ。実は、このキンコーズ、ビジネスパーソンにとっても押さえておきたい便利サービスである。今回は「ピンチの時に助かるキンコーズを活用する技」を前編・後編に分けて紹介する。
USBメモリー内のデータを直接印刷!
価格もコンビニより安い
キンコーズ(kinko's)は、キンコーズ・ジャパンが運営するオンデマンド印刷サービス。東京、名古屋、大阪を中心に展開し、横浜や宮城県、千葉県、京都府、兵庫県などにも店舗を構えている。また、広島県や九州は株式会社ジーエークレアスがフランチャイズ展開している。
キンコーズは業務用の印刷機材を低価格で利用できるので、コミックマーケットなどの即売会に出す同人誌などを印刷する際に重宝されている。企業が利用することも多いが、もちろん個人でも店頭でさまざまなサービスを利用することができる。例えば、プレゼン資料を印刷する際、プリンターが無かったり、突然故障してしまった場合。データをキンコーズに持ち込めば、即印刷してその場で受け取れる。カラーレーザープリンターでの印刷なので、インクジェットプリンターよりもくっきり綺麗に印刷できるのもメリットだ。
USBメモリーにデータを保存していれば、セルフコピー機で出力できる。セルフのぶん価格も安く、白黒なら9円、カラーなら45円。セブンイレブンのマルチコピー機を利用する場合は、それぞれ10円、50円と少し高くなる。加えて、キンコーズなら大量に印刷する場合、さらに安くなる。
印刷手順は簡単なうえ、スタッフに聞けば丁寧に教えてくれる。コンビニと違って店内に余裕があり、作業スペースが取れるのも助かるところ。まずは店頭のコピー機にUSBメモリーを装着して、「外部メモリーの文書を印刷する」を選択。ファイルを指定して、印刷すればいい。
外部に出す資料はやはり、インクジェットプリンターよりもカラーレーザープリンターの方が綺麗だ。とは言え、個人事業者やSOHOだとそのためだけにレーザープリンターを購入するのも負担が大きい。キンコーズを賢く活用すれば、コストを抑えられるのだ。また、プロっぽく両面印刷できるのも見逃せない。
(次ページでは、「手ぶらでOK! ネット対応だからデータはDropboxやメールで」)

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