4月2日、ロジクールからハイエンドマウスが登場した。その名も「MX MASTER」。6年ぶりのフルモデルチェンジで、マウスにこだわっているユーザーにとっては待望の新作。速攻で入手し、しばらく使い倒してみた。今回は、最高峰のマウスで安定の操作性を手に入れるワザを紹介する。
待ちに待った6年ぶりのハイエンドマウス
筆者は1日のうち大半をPCの前で過ごしているが、そこで使っているのがロジクールのマウス。この6年間は「G700」(「13ボタンを備えた無線/有線両対応マウス G700」)をメインに、「M950」(「透明なガラスの上でも使える究極マウス M950」)をサブとして利用している。故障することも使いにくくなることもなく、最初に購入した製品を今でも快適に利用していた。とはいえ、ハイエンドモデルが出たとなれば、試してみるしかない。4月にお目見えした「MX Master」を入手して使い倒してみた。
まずはスペックをチェック。幅85.7×奥行き126.0×高さ48.4mmとどっしりとしたボディーのワイヤレスマウスだ。重量はバッテリーを含んで145gとボディーサイズを考えると軽め。USB接続の「Unifyingレシーバー」を同梱しており、Bluetooth接続で利用する。microUSBケーブルで接続すると高速充電が可能。1分間の充電で2時間の利用ができるうえ、フル充電で最大40日間利用できる。さらに、Darkfieldにも対応し、ガラスや光沢素材の上でも操作できる。現在メインで利用している「G700」は対応していなかったので、うれしいところだ。
ボタンは7つ搭載している。まずは、左右のボタンと真ん中のホイールボタン。ホイールボタンの下にはマニュアルシフトボタンを備え、ホイールの動作を切り替えられる。側面にはバック・フォワードボタンがあるが、小さめのボタンが上下にくっついているのが特徴。通常は横に並んでいるので、初めての人は慣れが必要かも。とは言え、ボタンのサイズが違うし、形状もはっきりしているのですぐに使いこなせるはず。
上下に4つのボタンがくっついていた「G700」を使っていたので、この点はまったく気にならなかった。親指を置くところにはジェスチャーボタンを搭載している。側面にはサムホイールを配置し、横スクロールなどが可能になっている。ちなみに、中央のホイールはチルトしない。確かにホイールのチルト操作はやや不自然な動作で、あまり使わないので問題なし。
背面もギークだ。オンオフスイッチやコネクトボタンに加え、「Easy-Switch ボタン」を搭載。本製品を最大3台までのPCと接続できる。利用可能距離は10mまで。ちなみに、「Unifyingレシーバー」には最大6台までのUnifying対応デバイスを接続できる。同梱のレシーバーを利用するなら、マウスをオンにしてUSB端子に装着するだけで認識される。「MX Master」を「Bluetooth Smart」対応機器や他の「Unifyingレシーバー」に接続することも可能だ。ただ、「G700」にあったバッテリーカバーがなくなったのが残念。バッテリーを交換できなくなっただけでなく、空きスペースにレシーバーを入れられるのが便利だったのだ。
(次ページでは、「動作が自動で切り替わるホイールの使い勝手が最高」)

この連載の記事
- 第342回 低解像度の古い写真を高画素化するAI「Topaz Gigapixel AI」で印刷品質にするワザ
- 第341回 iOS 16で変わった時計のフォントは変更可!? ロック画面を思いっきりカスタマイズしよう
- 第340回 バッテリー消耗問題が解決したiOS 15.4の新機能をチェックする
- 第339回 新顔のスマートリモコン「Nature Remo mini 2」で家中の家電をスマホでオンオフするワザ
- 第338回 格段に進化したiOS 15! イチオシの新機能10を一挙紹介
- 第337回 標準機能が充実しているVivaldiブラウザーに乗り換えればウェブ閲覧が超快適になる
- 第336回 3000円以下で手に入る防水防塵ナイトビジョン対応の高性能監視カメラ活用術
- 第335回 スマートトラッカーの決定版「AirTag」を活用して探し物を即見つけるワザ
- 第334回 今年ブレイクの予感!? ありとあらゆる情報を一元管理するサービス「Notion」がイチオシのワケ
- 第333回 もっと便利に活用しよう! Googleスプレッドシート使いこなしテクニック 7選
- 第332回 Windows 10標準ブラウザー「Edge」がChromeの機能を使えるようになっているの知ってた?
- この連載の一覧へ