日々使うキーボードのすき間は恐怖の対象に
お掃除特集の2回目と3回目はPC周りのお掃除実践編だ。前編の今回は、日々使うキーボードとマウス。ともに毎日目にする部分なので、キートップといった表面はまめに拭いている人が多いだろう。
そんな日常的な軽い掃除だけでも、見た目的には十分綺麗になるのだが、日ごろ行なわない箇所も掃除するのが大掃除。キーボード&マウスも徹底的に綺麗にしてあげよう。

キーボードの中身はこんなにキタナイ……
マウスは日々のメンテの延長でオッケー
キートップを外して隅々まで掃除できるキーボードと違って、光学式が主流のマウスは大掃除といっても簡単。綿棒と爪楊枝などを用意して、レンズ周りやボタン部のすき間に入った手垢などをササッと掃除しよう。
光学マウスで重要なレンズ部は、懐かしいボールタイプのマウスと違って、マウスパッドなどと接触しないため、汚れにくいがホコリはそれなりに付着する。
まずはマウスのボディー内にホコリが入ってしまうが、エアダスターでレンズ部に付着しているホコリを飛ばそう。あとは、柔らなか綿棒で傷を付けないように軽く拭けばオッケーだ。もし、汚れがキツいときは、薄めた中性洗剤を綿棒に染み込ませて拭くのもありだ。
あとはボタンや裏面のソール部などの凹部分のゴミ(手垢)だが、ココはウェットティッシュが凹みの奥に届くように爪楊枝の先端が使って動かして汚れを取れば光学マウスの掃除は完了だ。
なお、最近マウスの滑りが悪いな~と感じている場合は、この機会にソールを交換するのもオススメ。専用の交換ソールはおもにゲーミング向けマウスでないと用意されていないが、汎用タイプもあるので大丈夫だ。
隅々まで綺麗にして
気持ちよくタイピング
その構造上キーボードのキー間には、すき間が存在。部屋の四隅にゴミが溜まりやすいのと同じように、キー間のすき間は想像以上にゴミが……。
そんなゴミ、ホコリに加えて、くしゃみ、咳による微小な飛沫(咳は周辺2メートルほど飛び散るとか……)。キーボード前での飲食による食べかす、飛び散りで、目に見えない菌も絶賛繁殖中だ。
採用するキースイッチの種類や構造によっては、分解清掃をオススメできないキーボードもある。非常に簡単なのは、ゲーミングキーボードやFILCO製キーボードなど、多くの製品が採用しているCherry MXキースイッチや、高級キーボードの代名詞となる東プレ製品(静電容量方式)で、メカニカル方式やメンブレン方式と言われるタイプだ。
逆にちょっと難易度が高くなるのが、ノートPCや薄型キーボードで採用されているパンタグラフ方式の製品で、構造上どうしても、キートップを外す際に破損させてしまう可能性が高くなっている。
分解清掃を行なう前に、愛用キーボードが採用するスイッチ方式を確認。パンタグラフ方式の場合は残念だが、キートップを外さず、掃除しよう。
ちなみに、パンタグラフ方式の手順は、ひっくり返してゴミを落としたり、すき間に掃除機をかけたりしてゴミとホコリを落とし、キートップを拭き掃除する。これだけだ。
(→次ページヘ続く 「キーボードを分解清掃」)

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