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年末の大掃除 ラクしてPCを綺麗にしよう! 第2回

想像以上にゴミが溜まっているキーボード&マウスの清掃術

2014年12月26日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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ここまで放置する人は少ないかも……

 ここからは筆者愛用の東プレ製キーボードで、分解清掃の手順を紹介していこう。購入から1年ちょっとだが、分解清掃は初めてになる。一応、半年くらい前にキートップなどを軽く拭いた記憶はあるが、忙しさにかまけて放置&見てみぬふりと、どっかの放射性廃棄物的な扱い。

キーボード全体を覆うヤニ汚れやキー側面にこびりついたゴミやホコリに、飲食時の飛び散り跡など、なかなかスゴい状態に

 その汚れを改めて直視すると、この状態で本当よく使っていたなと自分に感心するほど。「あ~同じかも」と思った人は即掃除を決行しよう。そんな放置を続けた恐怖のキーボードがこちら。食事中のひとはクリックしないように!!

Shiftキー側面にホコリ&髪の毛?などが……。怖いですね~ホラーですね~

キー間のすき間からのぞく細かいゴミたちやあきらかに汚れで色が違っているキートップ

いざキーボード掃除!! 準備編

 いよいよ分解清掃を行なっていくわけだが、1回目で紹介したエアダスター(エアブロアー)、ウェットティッシュのほかにも、用意したいものがある。まずはキートップ引き抜き工具で、必須というわけではないが、200円~500円程度なのでなるべく用意したい。

 あとは綿棒、爪楊枝、洗濯ネット、中性洗剤といった家庭にあるモノでオッケーだ。洗濯ネットは外したキートップを洗う際にあると非常にラク。100円ショップなどでも売っているので買っておこう。

今回使ったFILCO「FKP01」(実売価格500円前後)。メカニカルキーボードの定番メーカーFILCO製だけあって、使い勝手は抜群

入手性が良く、実売価格200円前後と価格もお手ごろなアイネックスのキートップ引き抜き工具「TL-012」

キートップを洗うのに使う中性洗剤や洗濯ネット。綿棒、爪楊枝はキースイッチやハウジング部などの清掃に必要になる

キートップを外して洗浄だ

 行程その1はキートップの引き抜き作業だ。基本的に、工具をキートップに噛ませて真上に持ち上げるだけなので、引き抜きは簡単。ちなみに、キー配列を覚えていない人は、作業前にスマホなどでキー配列を撮影しておくのがいいだろう。

FKP01はキートップの角にワイヤーを引っかけて、真上に引き上げればオッケー

キートップを外すと、今まで見えなかった毛などのゴ、ゴミが……。拡大写真の閲覧は要注意

 すべてのキーを取り外したら、洗濯ネットに入れて洗浄だ。中性洗剤を入れたお湯に浸けておくのがオススメ。浸け置き後に軽くもみ洗いすれば、手垢やヤニと思われる汚れも落ちる。

 すすぎ前に洗濯ネットから出して、ひとつずつ汚れが落ちているか確認。汚れが残っているときは、指や歯ブラシで軽く擦って、ピッカピカにしよう。なお、キー刻印部は強く擦ると落ちてしまうこともあるので、注意しよう。

外したキートップを洗濯ネットに投入。浸け置き&もみ洗いで綺麗にしよう

 洗剤に浸けている間に、キースイッチやハウジングの掃除だ。掃除機で大きなゴミを取り除いたら、キースイッチとハウジングのすき間などに入り込んでいる細かなゴミを、エアダスターで吹き飛ばしてしまおう。

 あとはウェットティッシュや綿棒、爪楊枝を駆使して、キースイッチやハウジング部の汚れやゴミをていねいに落としていく。

狭いすき間は爪楊枝や綿棒の先にウェットティッシュを噛まして拭いていく。また綿棒に薄めた中性洗剤を染み込ませて拭くのもいい

ハウジングが金属のため、飲み物などの飛び散り跡が腐食してしまっているが、ひと通りの掃除は完了

東プレのキーボードは裏面手間にある4カ所のツメを外せば、簡単にカバーが取り外せる

(→次ページヘ続く 「キーの乾かし方」)

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