ここまで放置する人は少ないかも……
ここからは筆者愛用の東プレ製キーボードで、分解清掃の手順を紹介していこう。購入から1年ちょっとだが、分解清掃は初めてになる。一応、半年くらい前にキートップなどを軽く拭いた記憶はあるが、忙しさにかまけて放置&見てみぬふりと、どっかの放射性廃棄物的な扱い。
その汚れを改めて直視すると、この状態で本当よく使っていたなと自分に感心するほど。「あ~同じかも」と思った人は即掃除を決行しよう。そんな放置を続けた恐怖のキーボードがこちら。食事中のひとはクリックしないように!!
いざキーボード掃除!! 準備編
いよいよ分解清掃を行なっていくわけだが、1回目で紹介したエアダスター(エアブロアー)、ウェットティッシュのほかにも、用意したいものがある。まずはキートップ引き抜き工具で、必須というわけではないが、200円~500円程度なのでなるべく用意したい。
あとは綿棒、爪楊枝、洗濯ネット、中性洗剤といった家庭にあるモノでオッケーだ。洗濯ネットは外したキートップを洗う際にあると非常にラク。100円ショップなどでも売っているので買っておこう。
キートップを外して洗浄だ
行程その1はキートップの引き抜き作業だ。基本的に、工具をキートップに噛ませて真上に持ち上げるだけなので、引き抜きは簡単。ちなみに、キー配列を覚えていない人は、作業前にスマホなどでキー配列を撮影しておくのがいいだろう。
すべてのキーを取り外したら、洗濯ネットに入れて洗浄だ。中性洗剤を入れたお湯に浸けておくのがオススメ。浸け置き後に軽くもみ洗いすれば、手垢やヤニと思われる汚れも落ちる。
すすぎ前に洗濯ネットから出して、ひとつずつ汚れが落ちているか確認。汚れが残っているときは、指や歯ブラシで軽く擦って、ピッカピカにしよう。なお、キー刻印部は強く擦ると落ちてしまうこともあるので、注意しよう。
洗剤に浸けている間に、キースイッチやハウジングの掃除だ。掃除機で大きなゴミを取り除いたら、キースイッチとハウジングのすき間などに入り込んでいる細かなゴミを、エアダスターで吹き飛ばしてしまおう。
あとはウェットティッシュや綿棒、爪楊枝を駆使して、キースイッチやハウジング部の汚れやゴミをていねいに落としていく。
(→次ページヘ続く 「キーの乾かし方」)
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