四本淑三のダイエット・ギークス 第7回

から揚げ粉を買いこんで一気にチェック

ノンフライヤーでおいしいから揚げはできるのか試してみた

ノンフライヤーでお惣菜と不衛生と手間から解放される

　それはスーパー閉店間際の時間に寂しく帰宅するひとり暮らしの中年男にとって、惣菜コーナーとの決別を約束させる、できたてホヤホヤの、素晴らしい何かです。

　なにしろスーパーで売られている鶏のもも肉を買って帰りさえすればいいわけです。鶏もも肉は、都合のいいことに、だいたい一口大の切り身で売られています。

　したがって、まな板の上に乗せて包丁で切る必要がない。洗わずに放置すると雑菌の発生しやすいまな板を使わずに済むということは、衛生上も好ましいことです。

　そして、から揚げは、いわゆる“ポリ袋レシピ”のひとつです。ポリエチレンやポリプロピレンを使った、半透明のサラサラな薄手の袋に、材料とから揚げ粉を入れてフリフリすれば下ごしらえ完了。すばらしい。

　材料を切らなくていい。下ごしらえに手間もかからない。なのに、普段食べ慣れている料理と同じコンテクストで語っても違和感のない食味に仕上がる。おまけに後片付けも簡単。どこに文句がありましょうか。

　ところで、材料は鶏肉とから揚げ粉のみです。したがって、から揚げ粉が味の決め手になります。そこで、スーパーで売られている揚げ粉を手当たり次第購入して試しました。

各メーカーのから揚げ粉をいくつかピックアップ

　市販のから揚げ粉には大きく分けて3種類あるようです。

（次ページでは、「文句のないから揚げ粉はまぶすだけのもの」）