Windows XPではトラブルへの対処が大変!
不具合が発生したときに頼りになるのがサポートサービスだが、Windows XPでは無料/有償のサポートも終了している。マイクロソフトのサポートはもちろん、ソフトや周辺機器などを発売しているメーカーのサポートも受けられないのでやっかいだ。システムやソフト、周辺機器が動かなくなってもWindows XPを使っているなら自力で解決しなければならず、かなりの時間と労力が必要となるだろう。問題の原因がWindows XPそのものにあり、不具合を解決できない場合も当然考えられる。
ここで、筆者の体験談を紹介しよう。実はほかの記事でWindows XPを利用したのだが、マシンに付属のセットアップディスクをなくしてしまったばかりに、とても大変な目に合ったのだ。
利用したのはWindows Vista Professional標準搭載のノートで、付属ディスクからダウングレード権を行使することでWindows XP Professional SP2を利用できるタイプ。すでにWindows XPのSP3(サービスパック3)を適用済みだったのだが、マシン本来の性能をテストするためにASCII.jp編集部がシステムのリカバリーからクリーンインストールを実行したところ、Windows Vistaがインストールされてしまったのだ。まあ、当然といえば当然のことだ。
ダウングレード用の付属ディスクがないため、筆者の手元に届いたときはWindows Vistaの状態のまま。そこで筆者は手持ちのWindows XP Home Edition SP1のディスクからインストールを実施。長い作業時間を経てインストールが完了し、起動したWindows XPを使ってみたところ、画面が800×600ドットでしか表示されず(マシン自体は1280×800ドット対応)、しかもネットに接続できない。ドライバーソフトが存在しないため、マシンの各機能を利用できなかったのだ。いまにして思えば、これもWindows XPでは当然のことだ。
幸いメーカーのサポートページにWindows XP用ドライバーソフトが公開されていたため、別のマシンでダウンロードしてから対象のノートにインストール。解像度はなんとか1280×800ドットに設定できたものの、なぜか無線LANに接続できない。しかも画面はSP1の使いにくいもので、ネットワークの設定も複雑だ。暗号化キーのセキュリティー方式が原因とも考えられたが確証を得られなかったため、やむなく有線LANのドライバーをインストールして、有線経由でネットに接続した。
続いてWindows UpdateからSP3へアップデートしようとしたところ、IEのエラーでサポートページを開くことができなかった。IE6が原因と思われたためIE8をインストールしようとダウンロードページを開いてみると、今度はWindows XPでは利用できないと表示される。こうなったらとChromeやFirefoxなどほかのブラウザーをインストールしてみたが、どれも起動しない。ポータブル版でもダメ。ほかに方法があったかもしれないが、原稿の締め切りが近づいたため、ここで時間切れ。やむを得ず、Windows XP Home Edition SP1の状態でテストを行なうこととなった。
今回の例はちょっと極端だったとしても、マシンの不具合やトラブルは誰にでも起こりうることだ。Windows XPではトラブルが発生した際、解決までに多くの時間と労力を消費することもある。しかも、すべて解決できるとは限らない点がやっかいなのだ。
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