Windows XPでは最新のソフトや周辺機器を使えない!
セキュリティー面の問題だけでなく、Windows XPでは最新ソフトを使えないというデメリットがある。前述のセキュリティー対策ソフトのように、2014年春以降に発売されたソフトの多くはWindows Vista/7/8/8.1/8.1 Update対応で、Windows XPは非対応だ。2013年以前にリリースされたソフトでも、オンラインゲームのように頻繁にアップデートを行なっているソフトではサポート対象外としている例が格段に多い。
ソフトによっては、対象外としつつもWindows XPで動作するものがあるかもしれないが、不具合が生じても、原因の調査や問題の解決は望めない点に注意したい。またWindows XPで問題なく使っていたソフトでも、バージョンアップを適用することでサポート対象外となる可能性は十分ある。
周辺機器についても同様だ。プリンターや外付けHDD、USB接続機器などの最新モデルには、すでにWindows XPを動作保証対象外としている製品がある。USB接続機器は汎用ドライバーソフトにより接続できるケースもあるが、機器の性能をフルに活かせないこともあるだろう。Windows XP環境で利用していると故障の際に通常のメーカー保証が適用されず、高額な修理費用がかかってしまうこともありえる。OSの移行費用を節約しようと思った結果、修理などにお金がかかってしまっては本末転倒だ。
またWindows XPと同じ時期に、Office 2003のサポートも終了している。OSの場合と同様、オフィスにもセキュリティー上の問題があり、マイクロソフトが提供するセキュリティ更新プログラムによって対応されてきた。だが2014年4月9日以降、Office 2003についてはWindows XPと同じく外部からの攻撃に対して無防備なままとなっている。Office 2003をWindows Vista以降のOSで使っている場合も同様だ。一刻も早く、より新しいOfficeに乗り換えるべきだろう。
Office 2007以降では文書にウイルスが混入しにくくなっているほか、バージョンが上がるにつれて悪意ある攻撃に対する防御が強化されている。最新バージョンのOfficeがもっとも安全であるというわけだ。ただし、Windows XPに対応しているのはOffice 2010まで。最新版を利用するなら、Windows Vista以降のOSを使う必要がある。
最新の周辺機器をつなげやすいWindows 8.1 Update
Windows 8.1/8.1 Updateの特徴は、従来に比べて周辺機器を接続して使いやすくなっている点にある。USB 3.0やBluetooth LE(4.0)の対応機器をはじめ、3Dプリンター、バーコードリーダーなどもつなげて使える。
LIFEBOOK WA1/SはUSB 3.0端子、HDMI端子を備えており、Windows 8.1 Updateのおかげで外付けの大容量HDD、高解像度の液晶ディスプレーなどをつなげるだけですぐに使えるのだ。
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また、富士通WEB MARTでは、LIFEBOOK WA1/S
購入選択時に「Office Personal Premium」「Office Home and Business Premium」のどちらかを選択可能だ。個別に買うよりもリーズナブルな価格設定となっているので、必要な方はLIFEBOOK WA1/S
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