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「新型iPad」&「5K iMac」の詳細記事まとめ 第13回

iOS 8のAirDropは iOSとMacでデータのやりとりが可能に

2014年10月21日 15時00分更新

文● カリーさん(@CurrySan

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カリーさん近影

 ハイサーイ! iPhoneクラブの覆面リーダーことカリーさんでございます。今回、iOS 8で注目するのは、データを直で転送できる「AirDrop」。今までiOS端末同士でしか使えなかったところ、MacのOSをOS X 10.10「Yosemite」にアップデートすることで、iOS端末/Macでもやりとり可能になりました。

 iPhoneやiPadを使っていてちょっと困るのは、パソコンから書類や画像などのデータを送りたいときです。自分の端末同士なら「Dropbox」などを同じアカウントで利用して同期する手もありますが、特に目の前にいる相手にちょっとデータを渡したいといった際にはメールで送る……のもなんだか回りくどい感じがします。

 逆にiOS端末にあるデータをパソコンに送るときも手段に悩みます。カリーさんのようなライターだと、iOSで撮った画面キャプチャーをMacで編集して原稿にする機会が多いです。アップル製品では、iCloudの「フォトストリーム」という機能を使って写真を同期できますが、Apple IDが同じである必要があるので、例えば会社のマシンに転送したいというニーズに応えられません。

 というわけでAirDropの出番です。iOS端末では無線LAN/Bluetoothを、iOS端末とMacでは無線LANを使ってデータをやりとりできちゃうのでございます。

最初に受信側の端末でAirDropの設定を変更して、データを受ける準備をしよう。相手が連絡先に登録されていない場合、「全員」に変えることで転送先に表示される

例えばiPadのスクリーンショットを送る場合、「写真」アプリを開いて、右上の「選択」をタップ

送信したい画像を選んで、画面左上のアイコンを押そう

同じ無線LANアクセスポイントにつながっているMacの名前が現れるのでタップして転送

Mac側で受けると、「ダウンロード」フォルダに収納される

逆にMacから送るときは、適当なウィンドウを開いてサイドバーの「AirDrop」を押し、iPadを指定すると送信が可能。動画もきちんと送信できました

 たまーに、なぜかAirDropのところに送りたい端末が表示されないこともありますが、それを除けばめちゃくちゃ便利な機能なので、ぜひ積極的に活用していきましょう。Windowsユーザーは……今まで通りですが。

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