「新型iPad」&「5K iMac」の詳細記事まとめ 第5回
有識者が「iPad Air 2」/「iPad mini 3」発表についてコメント
「実物の美しさをみると、iPad Air 2は魅力的」――松村太郎氏
2014年10月18日 10時00分更新
日本時間10月17日に発表された「iPad Air 2」/「iPad mini 3」。今回の発表に関して、モバイル・ソーシャル分野に詳しいジャーナリストの松村太郎氏にコメントをいただいたのでご紹介する。今回のiPadについて松村氏は、iPad Air 2の薄さと美しさについて注目しているという。
iPhone 6中心のモバイルライフに食い込むとしたらiPad Air 2
今回の新製品iPad Air 2・iPad mini 3は、個人的には買わないつもりである。しかし、実物の美しさをみると、iPad Air 2は魅力的だ。両親へのプレゼントにするかもしれない。
筆者はこれまで、iPhone 5sとiPad mini 2(旧iPad mini Retina displayモデル)の2台を使ってモバイル環境を整えてきた。通話やコミュニケーションを中心とした多くの作業をiPhone 5sで行い、ビデオや写真の視聴、プレゼンテーション、原稿執筆をiPad mini 2とBluetoothキーボードで行う、という使い分けをしてきた。
しかし2014年9月にリリースされた5.5インチのiPhone 6 Plusにまとめ、iPad mini 2は使わなくなった。もちろん7.9インチのiPad mini 2に比べて小さいが、筆者の使い方からすると、iPhone 6 Plusは「やや小さいかな」程度の感覚に留まった。
それ以上に、メリットが魅力的だった。バッテリーのケアを1台で済ませられる点。モバイルの考え方の中で重要な、持ち歩くものを減らせる点。そしてiPhone 6とiPad mini 2の2台を購入するコストに比べ、iPhone 6 Plusを1台購入するコストの方が安い点が挙げられるからだ。
残念ながら、新型iPadを評価する以前に、筆者個人としては購入検討から外れてしまっている。しかし、もしiPad Air 2を見てしまうと、驚くべき薄さと、美しくなったディスプレイ、そして高速化されたパフォーマンスは非常に魅力的だ。逆に、iPhoneの大型化で小幅なアップデートに留まったiPad mini 3の魅力は薄れてしまった。
2014年のAppleのモバイルデバイスのポイントは、ディスプレイの美しさだ。iPhone 6/6 Plusとともに、iPad Air 2のディスプレイも、店頭で確かめてみて欲しい。
松村太郎(まつむら たろう)
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura
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