この記事はKORGが販売しているシンセキット「littleBits」を使って、夏休みの自由研究をしてもらうための特集の5回目です。お子様にもご覧いただけるようになっています。これまでの記事と合わせてご覧ください。なお4回目までの記事は以下をご参照ください。
1回目 夏だ! シンセだ! 「リトルビッツ」で遊ぼう!
2回目 シンセの信号(しんごう)ってなに? リトルビッツで音を学ぼう
3回目 ざつおんからかっこいい音まで、リトルビッツで音を出そう!
4回目 リトルビッツで特撮映画(とくさつえいが)みたいな音を出そう!
ノイズで遊ぼう!
今回はおうようへんだよ。
シンセのきほんとして「音の三ようそ」というのを習うと思うんだ。今はどうか知らないけど、おじさんが小学生のころは、そう習ったものなんだ。
その三ようそというのは「音程(おんてい)」「音質(おんしつ)」「音量(おんりょう)」。アナログシンセには、それぞれのようそに当てはまるモジュールがあるんだ。
だからアナログシンセにふれたら、その三ようそが何なのかは、音のへんかで、すぐにわかるんだ。わかりやすくていいよね。
ただ、こまったこともある。それぞれのモジュールは、メーカーのせっけい者が考えたじゅんばんでつながっている物が多かったんだ。とくに安いシンセはね。
もちろんシンセのせっけい者は頭がいいから、なるべくおうようがきくように作っているけど、ふつうはしないことで「こうやったらどうなるのかなー?」みたいなことが、シンセの仕組を知れば知るほど、いろいろ出てくるはずなんだ。
だから今、むかし小学生だった大人の間では「モジュラーシンセ」が流行っているよ。モジュラーシンセというのは、それぞれのモジュールがバラバラにできていて、それぞれ好きなようにつなげられるものなんだ。
つまりlittleBits Synth Kitといっしょだね。そう、僕らがさわっているのは、小さいけれどホンモノのモジュラーシンセなんだよ。だって、モジュールはいつもバラバラで、まずつなぐところから始まるんだから。
(次ページでは、「風の音を作ろう!」)
