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第五回 リトルビッツをおうようして、かっこいい音作り

シンセっぽい音ってなに? 動画を見てリズムマシーンを作ろう

2014年08月24日 12時00分更新

文● 四本淑三

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風の音を作ろう!

 そろそろ夏休みもおわり。でも、夏休みだというのに海にも行かなかったよね? おじさんは行かなかったよ。だってlittleBitsのほうが海より楽しいからね!

 それに波の音より、風の音のほうが落ち着くんだ。なぜって、それはおじさんが、泳げないからだよ。プールのある学校が、とっても少ない、北海道で育ったから、仕方がないんだ。

 じゃ、落ち着く風の音を作るよ。これはキホンのキってやつだよ。

 「ランダム」モジュールのスイッチを「noise」にして、その後ろに「フィルター」をつなぐだけ。あ、もちろん「パワー」と「スピーカー」もわすれないようにね。

 風の感じは「cutoff」のツマミを回してつくる。ここはツマミの回し方だけで、それっぽく聞こえたり、聞こえなかったりするよ。うでの見せどころ、ってやつだね。風が「ぴゅーっ」とふく感じを出すために「peak」をちょっと上げておくといいよ。

 ところで、フィルターの「cutoff」を右いっぱいに回して、ノイズが「シャー」っと出っぱなしのときは「フィルターを開く」と言うよ。ぎゃくに「cutoff」を左いっぱいに回して、音が出ないくらいのときは「フィルターをとじる」と言うね。

 このフィルターを「とじる」「開く」が、アナログシンセで音を作るときの、きほんのひとつなんだ。そして音の三ようそのひとつ、音質をつかさどるのが、この「フィルター」モジュールなんだね。

 でも、あんまりシンセっぽくない? 手でつまみを回すなんて、人にたよった音作りはダサい? そう。じゃ、次いってみよー。

(次ページでは、「リズムマシーンを作ろう!」

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