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プリンストンのデジギア道 第29回

車内の地図と音楽を低価格で充実できる

iPadとiPodを同時充電できるFMトランスミッターはこう使え!

2014年08月26日 11時00分更新

文● 花茂未来

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マルチポイント機能でカーステ&カーナビを手に入れる!

 さて、冒頭でもちょっと触れたとおり、我が家の棚には使われることのないiPad mini(16GB)が転がっている。これを活かさない手はない。いまのタブレット端末は、操作性と視認性に優れた大きな画面に加え、現在地情報を提供する機能も備わっている。ボクが持っているiPad miniはWi-FiモデルなのでGPS機能は無いが、付近のWi-Fiアクセスポイントから現在位置情報が分かる。

 そのため、地図アプリさえインストールしてしまえば、あっという間にカーナビに早変わりである。例えばGoogle Mapsなら地図と航空写真を切り替えられるうえ、混雑状況まで提供してくれる。さらに音声ガイド機能まで備わっているので、もはやカーナビそのものになる。音声ガイドはMapFan+やNAVIeliteといったアプリでも利用できる。

大きいから操作しやすいし、視認性もいいのでカーナビに最適。画面は自動ロックしない設定にすればオーケー。なお、GPSを搭載しない機種の場合、iPhone5のテザリング機能でiPadを接続すればiPhone5のGPS情報を利用可能だが、電波状況によっては正確性に欠ける場合がある。

 またPCK-FMBT2とiPad miniをペアリングしておけば、地図アプリの音声ガイド機能のアナウンスに加え、動画を再生したときの音声を、車のスピーカーで再生できる。やはり旧型の軽自動車とはいえ、一般的なタブレットより大きなスピーカーを搭載しているので、動画の場合は臨場感がグンと増した。

ドライブ中の休憩などに活躍。ただ、カーナビとして、あるいは動画鑑賞に使う場合でも、車のダッシュボードなどに固定したい。車用のiPadスタンドはカーショップなどで売っている。

 もちろんタブレットに音楽も入れて1台で完結するのもいいが、曲変更のために地図画面を閉じるのが嫌だったのと、そもそも手持ちのiPod touch(32GB)の音楽はiPad mini(16GB)には入りきらないこと、iPad miniをダッシュボードに固定すると端末を横にしてアルバムアートワーク表示に切り替えられない、といった理由から、地図用端末と音楽用端末を分けたかった。この点は、マルチポイント機能のおかげで問題なしだ。

 さらに、USB充電ポートが2つ付いているため、2台までなら同時充電できる。試しにiPad miniは地図アプリ、iPod touchは音楽アプリを動かし続け、画面の自動ロックも解除したが、バッテリーは減らなかったので、車内利用でバッテリーを使い果たす心配はない。もちろんスマホの充電にも対応しているほか、片方のUSB充電ポートは高速充電も可能である。

上段が2.1A出力で高速充電に対応。下段は1A出力に対応している。

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