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プリンストンのデジギア道 第29回

車内の地図と音楽を低価格で充実できる

iPadとiPodを同時充電できるFMトランスミッターはこう使え!

2014年08月26日 11時00分更新

文● 花茂未来

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BluetoothをONにすればスグ音楽再生!

 ここではまず、PCK-FMBT2のセットアップを行っていく。ボクのカーステは3.5mmステレオミニプラグ入力がないので、FM電波を使うことになる。そこでまず本体側面のスライド式スイッチで、利用する周波数帯域を決める。用意されているのは88.1MHz、88.3MHz、88.8MHzだ。

 今回は88.8MHzに設定し、カーステレオのFMラジオを同様の周波数に調整する。PCK-FMBT2は事前にシガーソケットに装着しても、周波数調整後でも大丈夫。

本体側面に周波数の調整スイッチがある。;カーステレオをFMラジオに切り替えて、周波数を手動で調整する。

 次にiPodを取り出してBluetoothをONに。「デバイス」の項目に「PCK-…ペアリングされていません」というメッセージが表示されるのでタップする。「接続されました」の表示に切り替わったら完了。たったこれだけである。

BluetoothをONにして「PCK-…ペアリングされていません」をタップする

 あとは好きな音楽を選んで再生するだけ。ボクが使っているのはiPod touchなので、大量のアルバムもジャケットから選べるし、曲を指定してダイレクトに再生することもできるのが手軽だった。

 さらにPCK-FMBT2の本体中央にある電話マークが刻印された「マルチファンクションボタン」では、音楽再生中は、1回押すと曲の再生/停止操作を行える。そのため、いちいちiPod touchのロック画面を解除してミュージックアプリにアクセスする手間が省けるのもグッド。

iPod touchの画面で選曲できてスムーズ。

 ほかにも、PCK-FMBT2には音量調節ボタンが備わっている。ここでの調節と、カーステレオのボリューム調整の結果で音量が決まる仕組みだ。これにより、カーステレオでラジオやCDを再生するときに最適なボリュームはそのままに、FMトランスミッター側で音量を調節できるメリットがある。FMトランスミッターから普通のラジオに切り替えた途端に爆音、というトラブルが無くなるのはウレシイところ。

本体上面には、ボリューム調節のための「?」ボタンと「+」ボタンがある。中央にある半透明の大きいボタンは「マルチファンクションボタン」だ。

翌日のペアリングは自動で手間無し!

 気になるのは、翌日車に乗るときのペアリングの手間だ。そこで試しに、iPod touchのBluetoothはONのままエンジンを切り、再始動させてみると、きちんと自動で接続した。

 また、iPod touchのBluetoothがOFFの状態で車に乗り込み、エンジンをかけ、そこからBluetoothをONにしても自動で接続できた。つまり、バッテリー節約のためにiPod touchのBluetoothを切っていても大丈夫ということだ。また双方の場合とも、数秒で接続され、そのままスムーズに音楽再生が可能になった。

Bluetoothが自動接続されるか確認しているところ。2回目は自動で接続される仕様で、タップせずとも「接続されました」の表示に切り替わった。

 なお、PCK-FMBT2は最大8台までBluetooth機器を記憶し、2回目の接続は、現在BluetoothがONになっている機器の中で、登録が新しい順に自動接続される。もし登録順を変えたい場合は、「マルチファンクションボタン」を6秒長押しすれば、記録されたペアリング情報を削除できる。

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