仕事や日常的な作業に必要十分な性能
世界最軽量だけじゃない!13.3型タッチノート「LaVie Z LZ650」は“使えるUltrabook”だ
2014年07月14日 14時00分更新
仕事やゲームにも活用できるマシンパワー
続いて、「LaVie Z LZ650/SS」のベンチマーク結果を紹介しよう。前モデル「LaVie Z LZ650/NS」の結果も合わせて紹介するので参考にしていただきたい。なお前モデルのカタログ上の基本スペックはCPU以外ほぼ同じだ。
Windows 8.1の快適さを表す「Windowsエクスペリエンスインデックス(Windowsシステム評価ツール)」は、CPUの処理性能を表す「プロセッサー」とストレージのアクセス性能を表わす「プライマリハードディスク」でスコアが微増、ゲームプレー時の3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」でスコアがわずかに減少する結果となった。
「Windowsエクスペリエンスインデックス」の結果 | ||
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新モデル「LZ650/SS」 | 前モデル「LZ650/NS」 | |
プロセッサ | 7.3 | 7.2 |
メモリ | 5.9 | 5.9 |
グラフィックス | 4.9 | 4.9 |
ゲーム用グラフィックス | 5.1 | 5.2 |
プライマリハードディスク | 8.1 | 7.75 |
CPUの動作周波数が向上し、ストレージの型番が最新モデルに変わっていることを考えれば妥当な結果だ。「ゲーム用グラフィックス」のスコアが下がっている点については計測時の誤差とも考えられるが、Windows 8.1 Updateによって省電力性能が向上したことによりテスト時のパフォーマンスが抑えられた可能性もある。いずれにしても、総合的には問題なく利用できる結果だ。
「CrystalDiskMark」を使ってストレージのアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルリードで524MB/秒と比較的高速な結果となった。ただし、前モデルと比較すると性能が大きく向上しているわけではない。CPUの処理能力を計測する「CINEBENCH」では、前モデルのほうがスコアが高かった。
「PCMark 8バージョン2」を試したところ、日常的な作業の処理能力を計測する「Home accelerated 3.0」で「2330」という結果だった。前モデルと比べて、スコアが11%程度上昇している。
3D描画性能を計測する「3DMark」では、DirectX 9相当のテストを行なう「Ice Storm」で「38409」という結果だった。スコアは高くないが、オンライン3Dゲームなら画質や解像度を調整することで問題なく遊べるレベルだ。なおこのテストでも、前モデルよりも高いスコアが出ている。
「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」と「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」で3Dゲームを快適にプレーできるか検証したところ、解像度1280×720ドットの標準画質でなら問題なく遊べそう、という結果だった。
新モデルの「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」ベンチマーク結果 | ||
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1280×720ドット | 1920×1080ドット | |
低品質 | 4951(普通) | 2514(やや重い) |
標準品質 | 3978(普通) | 2077(やや重い) |
最高品質 | 2509(やや重い) | 1190(重い) |
新モデルの「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」結果 | ||
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1280×720ドット | 1920×1080ドット | |
標準品質 | 2607(やや快適) | 1351(設定変更が必要) |
高品質 | 1677(設定変更を推奨) | 839(動作困難) |
最高品質 | 1247(設定変更が必要) | 627(動作困難) |
軽くてパワフルな「LaVie Z LZ650/SS」は「使えるUltrabook」だ!
モバイル用途向けのマシンのなかには、持ち運びやすさを追求するあまりPCとしての性能が劣る製品もある。だが今回試用機を使ってみて、「LaVie Z LZ650/SS」は実用性と携帯性を兼ね備えたUltrabookだと感じた。強いて残念な点を挙げれば、直販モデルで8GBメモリーのオプションを用意して欲しかった。
とはいえ「LaVie Z LZ650/SS」は、仕事や日常的な作業に必要十分な性能を持っている。会社や自宅のデスクでじっくり作業したい人はもちろん、外出先でもバリバリとPCを使いこなしたい人におすすめのモデルだ。