NECパーソナルコンピュータは10月15日、11.6型Ultrabook「LaVie U」(LU550/TSS、LU350/TSS)を発表した。LaVieにはモバイル製品として13.3型で重さ795gの軽量ノート「LaVie Z」があるが、LaVie Uはキーボードが分離する2in1タイプの製品だ。本体の重さは同じく795g(LU350)だが、キーボードとセット時は約1.4kgに。
サイズは、本体が301.1(W)×192.5(D)×9.6(H)mm。キーボード設置して閉じた状態では、301.4(W)×216.7(D)×17.4~26.4(H)mmとなる。
CPUも、LaVie ZがCore i7/5であるのに対し、LaVie Uは2コア/4スレッドの新プロセッサー「Core M」を採用する。“Broadwell”の開発コードで知られているこのCore Mは、ファンを搭載しない2in1やタブレットなどのモバイル端末を対象として開発されたプロセッサー。14nmプロセスを採用し、従来のCoreプロセッサーよりも消費電力効率が優れている。この結果、LaVie Uのバッテリー駆動時間は約8.2時間(JEITA測定法 Ver.2.0)を実現している。
グラフィックスはCore M内蔵の「インテル HD グラフィックス 5300」で、メモリーは4GB、約128GB SSD。ディスプレーの解像度は1920×1080ドットで、マルチタッチに対応する。通信機能としては、IEEE802.11ac/a/b/g/n(インテルWiDi対応)、Bluetooth 4.0がある。また、センサー機能として、加速度センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサー、照度センサーを持っている。
上位モデル「LaVie U LU550/TSS」と下位モデル「LaVie U LU350/TSS」の違いは、CPUとペンの有無だ。
デジタイザーペン(電磁誘導方式)が付属するLaVie U LU550/TSSは、Core Mの中でも上位製品である「Core M-70」を搭載する。クロック周波数は1.10GHzで、ターボ・ブースト・テクノロジー2.0使用時は最大2.60GHzとなる。本体の重さは約822g。
ペンが付属しないLaVie U LU350/TSSは、Core M(0.80GHz、最大2GHz)を搭載し、重さは前述の約765g。
「LaVie U」2014年秋冬モデル | ||
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機種名 | LU550/TSS | LU350/TSS |
CPU | Core M-70(1.10GHz) | Core M(0.80GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 5300(CPUに内蔵) | |
メモリー | 4GB | |
ディスプレー | 11.6型(1920×1080ドット) | |
ストレージ | 約128GB SSD | |
通信機能 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n(インテルWiDi対応)、Bluetooth 4.0 | |
光学式ドライブ | なし | |
サイズ | 301.1(W)×192.5(D)×9.6(H)mm | |
重量 | 約822g | 約795g |
OS | Windows 8.1 Update(64ビット) | |
オフィスアプリ | Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービス |
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