先月のBox日本語化の発表や、米国時間6月2日に発表されたiCloud Driveなど、クラウドストレージ界隈が今アツい! Dropboxをはじめとするクラウドストレージサービスは、たんにファイルを保存するという役割だけではなく、さまざまな便利機能を付加するサービスが増えつつある。今回は、現在、利用者が比較的多い主要のクラウドストレージサービスを9つピックアップ。その中から3つに大別して比較してみた。
まずは、ローカルストレージ内の決められたフォルダーをクラウドにまるごとアップロードし、別の端末やスマホなどで内容を参照しあえる“同期型”のサービス。設定した端末で編集した内容は、即座にクラウドへアップされ、他の端末に配信されるため、つねに最新のファイルを使えるというメリットがある。
もうひとつは、PCなどのローカルストレージの内容を、任意にアップロードしてバックアップするといった“保管型”のサービス。手元のパソコンで間違って上書きした場合などに、ネット上のバックアップから書き戻すといったことが行なえる。
最後は、特定のアプリケーションのデータをアップロードすることが主目的となる“特化型”のサービス。ファイル管理はせず、メモや画像といった特定の情報を同期するため、クラウドに関する知識不要で使える。そうした“同期型”、“保管型”、“特化型”という3つのタイプから、自分にとって真に使いやすいサービスはどれかを探してみよう。
(次ページ、「定番サービスがひしめくクラウドストレージの激戦区“同期型”サービス」に続く)