メモや写真、情報をまとめて管理できるクラウドサービス「Evernote」は、2010年に日本語化され、一世を風靡した。当時、雑誌記事などで名前を見たが、使い方がよくわからずにスルーした人も多いだろう。そこで、今回は情報集約型クラウドの決定版「Evernote」の使い方を紹介しよう。
すべての情報をまとめて管理できるEvernote
Evernoteはデータをネット上に保存するクラウドサービスだが、「Dropbox」や「SkyDrive」、「SugarSync」といったファイルストレージとは異なる特徴を持っている。ストレージの容量ではなく、1ヵ月間にアップロードできるデータ容量が制限されているのだ。無料なら60MBと少なめで、有料のプレミアムアカウントでも1GBまで。つまり、写真や動画をばんばんアップロードする用途には使えないということだ。
Evernoteはメモやアイデア、ライフログなどを保存するのに向いている。覚えておくべき項目を記録しておき、頭の中をすっきりさせるのに役立つのだ。アカウント情報や名刺・ショップカードの画像などを管理している人も多い。請求書や契約書類といった、滅多に使わないが必要な時に見つかりにくいものをスキャンして保存しておくのもいい。
Evernoteは、WindowsやMacだけでなく、iOSやAndroid、Blackberry、Windows Phoneにも対応している。どの端末からも利用できるのが便利だ。
インターフェースを一新したiOS版「Evernote」
iOS版の「Evernote」は、2012年11月に大幅なリニューアルを実施。デザインが大幅に変更された。主な機能に2タップ以内でアクセスできるようにインターフェースが変わっている。ノートブックとタグという2つの分類方法に戸惑っていた人でも、迷わず利用できるようになっており好評だ。
それぞれの機能が縦に重なっており、アクセスしたいタブをタップすると全画面表示される。もとのタブ表示に戻るなら、画面左上にあるEvernoteのアイコンをタップする。
タブは5種類で、全部表示される「すべてのノート」と、分類表示する「ノートブック」と「タグ」、地図上で投稿を確認できる「場所」、そしてプレミアム会員への参加や設定を行なうタブが用意されている。
ノートブックからは投稿日やタイトルで投稿内容のソートできる
ノートブックの一覧から項目をタップすると詳細な投稿内容を表示できる。ノートブックは投稿日やタイトルでソートしたり、ワード検索することができる。Evernoteは保存しているデータの検索性が高いのが特徴なのだ。

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