このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

注目の最新VPNルータをいち早くレビュー

ギガビットに対応した定番ルータ「RTX1200」

2008年11月20日 04時00分更新

文● 大谷イビサ(ネットワークマガジン編集部)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

国内の中小企業・SOHOルータ市場で大きなシェアを誇るヤマハルータの新製品「RTX1200」が登場した。熱対策などを意識した新筐体の採用のほか、ギガビット回線やワイヤレスWANへの対応など新基軸を次々と打ち出した意欲作だ。

ヤマハのギガビット対応VPNルータ「RTX1200」

ヤマハのギガビット対応VPNルータ「RTX1200」

いよいよギガビット対応  新筐体でポートは前面に

 RTX1200は、同社の製品ラインナップでもっとも主軸となるRTX1000/1100の後継と位置付けられる製品だ。2002年に登場したRTX1000は、ADSLを前提とした高速な処理速度と、障害対策のISDNバックアップを搭載したモデル。ブロードバンド普及期の企業のニーズにマッチし、SOHOルータの定番となった。そして、2005年にはFTTHの普及とともにパフォーマンスを増強したうえ、ベストエフォート回線での通信品質の向上を目指したRTX1100が登場。そして2008年、いよいよ満を持して登場したのがRTX1200である。

 まず外見を見ていこう。RTX1000からほとんど変更のなかったRTX1100に対し、RTX1200では筐体を一新している。RTX1000/1100は、前面にLED、背面にポートという構成だったが、RTX1200ではポートが前面に来た。

「RTX1200」の前面にはポートがずらりと並ぶ

「RTX1200」の前面にはポートがずらりと並ぶ

 また、6つだったLANポートは、RTX1200では10ポートになっている。これらはすべてギガビット(1000BASE-T)に対応。うち8ポートはスイッチングハブになっており、全部で3セグメントのルーティングが可能になっている。ISDNや専用線を収容するS/T点端子は継続して搭載しており、バックアップ回線としての利用も行なえる。

電源スイッチのみのシンプルな「RTX1200」の背面

電源スイッチのみのシンプルな「RTX1200」の背面

 さらに携帯電話との連携を想定したmicroSDスロットが搭載されている点にも注目したい。microSDを使うと、たとえば設定ファイルやファームウェアを携帯電話経由でmicroSDにダウンロードし、それを本体に挿して、起動させるといったことが可能になる。また、障害時にログを収集したり、バッチファイルを実行したり、といった処理も行なえる。すぐ横にあるUSBポートでもUSBメモリを用いて同様の処理が行なえるが、さらにUSBポートを使うことにより高度な携帯電話との連携も可能だ(後述)。

 筐体の奥行きが伸びているのは大きな変化だ。これは電子基板と電源を完全に分離し、それぞれをヒートシンクで覆っていることによるもの。重さも1.5kgと、RTX1100に比べて倍増している。どこでも置けるコンパクトさが売りだったシリーズだけに、これに関しては正直賛否両論あろうが、ファンレスを実現した点は評価したい。新たに温度計も搭載しており、コマンドやSNMP等での値の取得が可能になっている。

既存のRTX1000/1100に比べて、奥行きがかなり延びている

既存のRTX1000/1100に比べて、奥行きがかなり延びている

 消費電力に関しても、同等スペック製品に比べてかなり低い16Wを実現。使用しないポートを停止したり、給電を停止するなどの処理も行なえる。

すべてにおいてスペック底上げ  高いパフォーマンスが売り


 

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    sponsored

    60年の時を超え「COBOL」がGitHub Copilotでよみがえる 勘定系アプリの“超難関”モダナイに7社が挑戦

  2. 2位

    ビジネス・開発

    富士ソフトがエンジニア1万人超を「AIネイティブ」化 実装力を武器にフィジカルAIなど3本柱に注力

  3. 3位

    ITトピック

    IT技術者の8割超「AI生成コードには人間のレビューが必要」/「偽・誤情報を見破れる」と自信を持つ人はICTリテラシーテストの正答率が低い、ほか

  4. 4位

    ITトピック

    実用化が楽しみすぎるスマート技術たち 「長距離ワイヤレス給電」から「室内向け太陽電池」「超音波センサー」まで

  5. 5位

    ITトピック

    6.4万人の熱狂をAIが導く FIFA W杯全スタジアム「デジタルツイン」化が変えた観戦体験

  6. 6位

    sponsored

    「現場に行くのが当たり前」を変えたアズビルのリモート調整 効果はプライスレス

  7. 7位

    TECH

    攻撃するAIと防御するAI 日本企業のセキュリティ対策にいま何が必要か?

  8. 8位

    ITトピック

    「クロスの定義とは?」 AIに“サッカー言語”を教えることから始まった、FIFAとLenovoの協業

  9. 9位

    Team Leaders

    SharePointリストへの登録データを、CSVファイル形式に成形/変換して自動保存する方法

  10. 10位

    ビジネス

    開発案件の立ち上げを「60分から1分」に ソースコード管理も一本化したKDLのBacklog活用術

集計期間:
2026年07月20日~2026年07月26日
  • 角川アスキー総合研究所