快適な作業環境を構築できる、あれこれしたいユーザー向け

「MB-V700S-SH」はCore i7、GTX860Mですこぶるコスパに優れたノートPCだ!

文●林 佑樹

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気になるディスプレーの発色

 MB-V700S-SHのディスプレーは15.6型と大きくフルHDであるため、ウェブブラウズだけでなく動画やゲームでも迫力を味わえるほか、オフィスアプリケーションを使用する際にも視認性を確保しやすい。視野角は約160度までで、発色はほぼフラット、気持ち赤色が強い印象だ。映像を見るにしても、作業をするにしてもギラつきが少ないので、良好なパネルを採用しているといえる。

カラーパターンを表示したもの。発色傾向は良好

視野角は約160°。ノートPCの運用で考えると問題のない視野角だといえる

アイソレーション+ほぼフルサイズのキーボード。

 MB-V700S-SHのキーボードはほぼフルサイズ。キーピッチは約19mmで、ガタつきもなく入力しやすい設計だ。またキーストロークは約2mmと、ここ最近のノートPCの中では長いストロークになっている。どうにも1.5mm前後のキーストロークに慣れないという人には、大きなポイントになるだろう。

キーレイアウトは独特なものではないが、スペースキーの短さが少し気になるところ

 テンキーのレイアウトはオーソドックスなもので、テンキーを必須とする場合は違和感なく馴染むだろう。

長らく使っていると溜まってくるホコリへの対策もOK

 多くのパソコンは廃熱用にファンを搭載するが、その結果、筐体内部にホコリも吸い込むことになる。ファンやクーラーにホコリが溜まると冷却性能が下がってしまうのだが、特にノートPCの場合はあまり内部にアクセスできず、ホコリの清掃が難しいことが多い。

 だが、MB-V700S-SHの場合は、底面にあるネジを外すだけでメモリーやCPUクーラーを確認できる。そのため、エアブロアーなどでのホコリ除去がしやすく、長期的な安定運用もしっかりと視野に入れているのがわかる。とくにCPUクーラーは、底面から吸気する関係上ホコリが溜まりやすいため、楽に清掃できる構造はとてもありがたい。

底面のカバーを外したところ。もっともホコリが溜まりやすいのは、写真右上のファン。PCに慣れたユーザーであれば、メモリーを外して細かい部分の清掃もできるが、不慣れな場合は事故の元なのでCPUクーラーの清掃だけに留めよう

マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ「意外とデカい15.6型の設置や持ち運びを考える」へ続く)