このページの本文へ

2014年版、ホテルの有線LANをWi-Fi化する「小型ルーター」比較! 第2回

バッテリー内蔵も登場「小型ルーター」は多機能が旬!

2014年05月09日 11時00分更新

文● 外村克也(タトラエディット)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

USBストレージが接続可能な多機能ルーターの基本型
プリンストン「PTW-WMS1」

プリンストン「PTW-WMS1」(直販価格3980円)


側面は、ネットワーク切り替えスイッチ、Micro-USB電源コネクター、LANポート。背面は、リセットボタン、USBポートを配置


本体のみの重量は30g。USBケーブルをともに持ち歩くと43gに。ACアダプターとLANケーブルは付属しない

 ハードディスクやメモリーを接続できるUSB端子を搭載し、スマホやPCからデータを読み書きできるWi-Fiルーター。ハードディスクは2TBまで、USBメモリーは64GBまでの製品を接続可能となっている。下記の2製品とは違い、バッテリーを内蔵していないのでPCやスマホ用のACアダプターから別途給電が必要。給電専用のMicro-USB端子は、ストレージ接続用の端子とは別に備えている。

 Wi-Fiルーター機能は充実していて、SSIDやセキュリティーキーの変更といった基本的なものだけでなく、SSIDステルス設定やWi-Fi側のDHCPサーバーの開始アドレス指定などができる。Wi-Fiの中継機として利用する、リピーターとして動作モードも備えていて、ハードウェアスイッチで動作を切り替えられる点も◎。

 特筆すべきは、ポータブルタイプのWi-FiルーターにはめずらしいダイナミックDNSサービスに対応しているところ。「DynDNS.org」「3322.org」のいずれかのを選択可能だ。スマホからストレージに接続するには、専用のアプリを利用する。

 スマホからのファイルのアップロードも可能だが、iOSの場合はカメラロール内の画像や動画しか転送できない。Androidはその他のファイルもアップ可能だ。ファイルのダウンロードについては、両OSとも問題なく行える。Samba接続を用いて、PC/Macからストレージ内のファイルにアクセスすることもできる。


iOS/Androidでストレージを利用できる専用アプリを用意。PCからはSambaでのファイル共有が可能。管理画面では詳細設定ができる


■関連サイト



モバイルバッテリー内蔵ながら100g以下
加賀ハイテック「MBSD-SURP02/BK」

加賀ハイテック「MBSD-SURP02/BK」(実売価格7170円前後)


全面は、SDカードスロット、リセットボタン、USBポート。側面は切り替えスイッチ、Micro-USBポート、LANポートを配置


本体重量は90g。USBケーブルとあわせると104gとなった。ACアダプタやLANケーブルは付属しない

 本体駆動のみでの駆動やスマホへの給電ができる2000mAhのバッテリーに加え、SDカードスロットとストレージ用のUSB端子を備えたWi-Fiルーター。

 バッテリーは1Aまでの出力が可能で、iPhoneやNexus 5といったスマホを高速に充電可能。ただし、Galaxy SやNexus 7(2012)の高速充電には対応しない。ストレージはSDカードとUSBメモリーの同時利用も可能。Wi-Fiルーター機能については、SSIDやセキュリティーキーの変更が可能。

 注意しておきたいのは、購入直後の状態ではWi-Fiのセキュリティーがオフになっている点。だれからでもアクセスできてしまうので、最初にWEPやWPA2などのセキュリティー設定をしておくこと。その他の設定項目はチャンネル帯域の指定程度で、詳細なセキュリティーコントロールはできない。WAN側については、DHCP以外に静的IPとPPPoEの設定が可能だった。

 ストレージの共有については、他機種同様、NTFSを含むFATやexFATといった基本的なフォーマットに対応。初期状態ではSamba接続がオフになっているので、PCから利用する場合はオンにすることを忘れずに。SDカードスロットは標準サイズのSDカードのみで、SDXC 128GBまでの容量に対応する。

 スマホからのアクセスは、iOS/Android用のアプリを使う。アップロード/ダウンロードが可能だが、iOSのアップロードに関してはカメラロールのみだった。


本体に接続したストレージにアクセスするためのiOS/Androdアプリが用意されている。PCからもファイル共有が可能。設定画面はSSIDの変更やリピーターモードの切り替えといった基本機能のみ提供される




給電なしでも6時間30分の連続使用可能なバッテリー内蔵機!
アイ・オ−・データ機器「WFS-SR01」

アイ・オ−・データ機器「WFS-SR01」最大伝送速度150Mbps(直販価格8208円)


左側面に電源スイッチ、Micro-USBポート、USBポート、LANポート。全面にリセットスイッチ、SDカードスロットを配置


大型のバッテリを搭載するため、本体重量は120gと重め。USBケーブルを含む重量は133gとなる。ACアダプター、LANケーブルは付属しない

 スマホへの給電やルーター稼働用として使えるバッテリーを搭載。SDカードスロットに加えて、USBメモリーやポータブルハードディスクがつながるUSB端子を備え、スマホやPCから読み書きできるワイヤレスストレージとして使えるWi-Fiルーター。

 バッテリー出力は加賀ハイテックのMBSD-SURP02/BKと同じく1Aとなり、Nexus 7(2012)などの高速充電には対応しない。本体重量は120gと他製品にくらべて重いが、その分スタミナ性能は高い。バッテリーを本体駆動用として使った場合、スタンバイで9時間、USBハードディスクとSDカードの同時利用しての連続アクセスでも3時間と長時間の利用が可能だ。

 内蔵のソフトウェアは、プリンストンのPTW-WMS1とまったく同じ。PTW-WMS1で便利だったWi-Fiリピーターといった便利機能を利用できるのはうれしい。しかしながら、切り替えスイッチなどは用意されておらず、ルーターとリピーターのモードを変更するにはブラウザーから設定画面を開く必要がある。Wi-Fiルーターとしては、SSIDステルス、ダイナミックDNSといった高度な設定が行えるため、出張や旅行時の用途で困ることはないだろう。

 その他特筆すべき点としては、本体の発熱が少ないところ。製品特性上、カバンの中に入れての利用機会が多くなることだろうが、そうした環境でもほんのり暖かくなるのみで放熱がしっかり行われている。そのため、屋外でも安心して使うことができそうだ。

iOS/Android用のアプリを経由して、ストレージの読み書きが可能。PCからもファイルのアップロード/ダウンロードができる。管理ツールの設定項目は豊富



カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン