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日本各地のかっこいいスポットを愛でる!

お台場の新ショートカット! 国道357号東京港トンネルを歩く

2014年04月12日 15時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 担当編集氏と筆者が半分くらい趣味で場所を選んでいる超不定期シリーズ「日本各地のかっこいいスポットを愛でる!」。今回は、ベース工事が完了したばかりの国道357号東京港トンネル(羽田方面)だ。

 国道357号東京港トンネルの整備は、首都高速道路湾岸線への交通集中による渋滞が問題だったうえ、東京港の競争力強化などを背景に、羽田空港や臨海部へのアクセス向上を目的としたものだ。

 以前に取材した青海コンテナ埠頭の記事でも触れているが、東京港は首都圏の物流に直結する港であり、より効率的な物流の目的も含まれている。また、2020年に開催される東京オリンピックでも、都心と臨海部の会場を連絡するための交通網強化として期待されている。

期待される効果

  • 首都高湾岸線の混雑緩和
  • 羽田空港へのアクセス向上
  • 臨海部の物流・交通ネットワークの強化

 国道357号東京港トンネル(羽田方面)は下記地図を見てもわかるように、首都高速湾岸線の脇を走るもので、お台場から大井までのショートカットになるわけだ。開通は2015年度内となっているので、なにかと湾岸を車両で走ることの多い人は要チェックだろう。

国道357号東京港トンネル(羽田方面)は地図上の赤いラインに位置する。なおテキトーに線を引いたので厳密なものではない

東京港トンネルウォーキングツアーに同行

 今回は、3月29日に開催された東京港トンネルウォーキングツアーに同行するかたちで取材させてもらった。これは、土木学会の100周年事業として土木学会、国土交通省 関東地方整備局、JTBなど連携して企画・協力し、50人限定で募集したところ即完売したツアーだ。まだアスファルトの敷設もされていない完成したばかりのトンネル内を歩けるとあって、トンネルが好きそうな人たちが集まっていた。

東京港トンネルJV工事事務所でのガイダンスから東京港トンネルウォーキングツアーがスタート工事現場なのでヘルメットと軍手の着用がお約束

 まず国道357号東京港トンネル(羽田方面)の諸元を見てみよう。全長1470mで直径12.2m泥土圧シールドマシンにより掘削され、片側2車線分が完成間近。お台場方面は今後工事が行なわれ、同じくシールドマシンにより掘削するという。

 国道357号東京港トンネル(羽田方面)の最深部は海面から約22m(海の水深15m±かぶり7m)、トンネル最低面の場合は約34m(水深15m±かぶり7m+トンネル径12m)の深さにあり、入線部からは4%の傾斜で下り、4%の傾斜を登ってトンネルを出ることになる。

まずはガイダンスから。国道357号東京港トンネルの整備目的や工法などが説明された。国道357号東京港トンネルが開通すると、羽田~成田間の移動時間が約10分短縮されるという

 アスファルトの敷設やトンネル内照明などはまだ未着手の状態で、排水はポンプを使用する。アスファルトは身近なもので、最近は、騒音対策や排水性能が高いものなど、その工法が進化しているが、舗装の種類は最終決定していない。そして気になる通信網の配備だが、都内のトンネルや地下鉄事情を見るに、主要キャリアすべてに対応するのではないだろうか。

 ちなみに、同じ場所ですでに開通している首都高速湾岸線のトンネルは沈埋工法で作られた。これはトンネルの外殻を陸上で作り、それを沈めて土砂を埋め戻す工法だ。東京港は土がゆるいため、強度計算などで苦労したとのこと。

東京港トンネルJV工事事務所からほど近い大井JC側の入口へ。写真中央に走る道路は首都高速湾岸線首都高速湾岸線の東京港トンネルといえば、このオブジェ。この両サイドに国道357号東京港トンネルがあるわけだ
トンネルに入る手前の構造は写真の通り

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