「スマートリモコン」アプリのメリット
「スマートリモコン」アプリの場合、カメラの設定のほとんどを実行できるため、画角をおよそ決めてから、撮影する場所に立ち、それからシャッター速度や露出、露出補正などをじっくりと画面を見ながら決められる。もちろん、設定結果はスマホ側にも反映された状態で表示されるので、ミスショット率はグッと低くなる。
また、タップフォーカスも利用できるため、任意の場所へのフォーカスもしやすいところもポイントだ。残念なのはセルフタイマーが2秒のみになっている点で、この場を借りて、5秒や8秒といった設定項目を増やしてほしいと訴えておこう。2秒だとスマホを隠すことが難しいからだ。
撮影までの流れは、先に触れたように、およそ決めてから撮影ポイントに立ち、スマホを操作していくというもの。このとき、セルフタイマーが短いため、スマホを隠せるスペースがあると楽になる。衣装の中に隠してもいいし、手近なオブジェクトに隠すのもいいだろう。ともあれ、写真では相当間抜けな姿だが、やたらと便利だ。
“ぼっち”撮影に優しい「α5000」「α6000」
今回は、「スマートリモコン」アプリを活用した撮影を紹介してきた。慣熟にはやや時間がかかるため、今回のように思いつきで実行すると、フレーミング時のフットワークの遅さに時間を奪われてしまうが、あらかじめ構図を考えておけば、それほど苦戦はしないハズ。それ以上に手元でほとんどの設定を実行できるため、ぼっち撮影をするときの手間を大きく減らせるメリットが大きい。もちろん、みんなで集まっての記念撮影時にも便利なので、Wi-Fiとスマホを利用したリモート撮影機能をチェックしてみてほしい。
主なスペック | |
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機種名 | ソニー「α5000」 |
価格 | 5万2800円(ソニーストア価格) |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
撮像素子 | APS-Cサイズ(23.2×15.4mm) "Exmor" APS HD CMOSセンサー、アスペクト比3:2 |
有効画素数 | 約2010万画素 |
ISO感度 | ISO 100-ISO 16000 |
ディスプレー(背面) | 3.0型ワイド 約46万800ドット 上約180度に可動 |
インターフェース | microUSB 2.0端子、microHDMI端子、NFC対応、Wi-Fi対応、Eye-Fi対応 |
記録フォーマット | 静止画:JPEG、RAW(Sony ARW 2.3 format)、動画:AVCHD Ver2.0/MP4 |
バッテリー駆動時間 | 静止画撮影時約420枚、実動画撮影時約95分、連続動画撮影時約150分 |
本体サイズ/重量 | 幅109.6×奥行35.7×高さ62.8mm/約269g(バッテリー、メディア込み) |