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“ぼっち”撮影を極めた!—ソニー「α5000」

2014年03月28日 13時30分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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「スマートリモコン」アプリのメリット

 「スマートリモコン」アプリの場合、カメラの設定のほとんどを実行できるため、画角をおよそ決めてから、撮影する場所に立ち、それからシャッター速度や露出、露出補正などをじっくりと画面を見ながら決められる。もちろん、設定結果はスマホ側にも反映された状態で表示されるので、ミスショット率はグッと低くなる。

 また、タップフォーカスも利用できるため、任意の場所へのフォーカスもしやすいところもポイントだ。残念なのはセルフタイマーが2秒のみになっている点で、この場を借りて、5秒や8秒といった設定項目を増やしてほしいと訴えておこう。2秒だとスマホを隠すことが難しいからだ。

Pモード、Aモード、Sモード、Mモード、おまかせオートから選べる。また右下からはズームの調整もOKだ(サムネイル画像をクリックすると、1920×1080ドットの画像が表示されます)

画面左下ではシャッター速度や露出などの設定を変更できる(サムネイル画像をクリックすると、1920×1080ドットの画像が表示されます)

ホワイトバランスも変更可能になっている(サムネイル画像をクリックすると、1920×1080ドットの画像が表示されます)

仕様上の注意点は、縦位置をサポートしていないこと。ユーザーがスマホ自体の向きを変えるだけとはいえ、利便性の点でソフト側に対応してほしいところ

α5000側ではしっかりと縦位置に切り替わっている

 撮影までの流れは、先に触れたように、およそ決めてから撮影ポイントに立ち、スマホを操作していくというもの。このとき、セルフタイマーが短いため、スマホを隠せるスペースがあると楽になる。衣装の中に隠してもいいし、手近なオブジェクトに隠すのもいいだろう。ともあれ、写真では相当間抜けな姿だが、やたらと便利だ。

スマホ側から撮影設定を行ない……

ポーズを決めて撮影

これがα5000で撮影した写真である。すごく楽だ(サムネイル画像をクリックすると、5456×3632ドットの画像が表示されます)

いわゆる“日の丸写真”はとても楽に撮影できる。一方で、構図にこだわり始めると、さすがにフットワークは鈍くなってしまう(サムネイル画像をクリックすると、5456×3632ドットの画像が表示されます)

スマホ側画面のインターフェースに微妙に足先が隠れやすいため、気持ち引き気味がいいだろう(サムネイル画像をクリックすると、3632×5456ドットの画像が表示されます)

それにしてもこういった環境で、スマホをいじっている絵はシュールだ

“ぼっち”撮影に優しい「α5000」「α6000」

 今回は、「スマートリモコン」アプリを活用した撮影を紹介してきた。慣熟にはやや時間がかかるため、今回のように思いつきで実行すると、フレーミング時のフットワークの遅さに時間を奪われてしまうが、あらかじめ構図を考えておけば、それほど苦戦はしないハズ。それ以上に手元でほとんどの設定を実行できるため、ぼっち撮影をするときの手間を大きく減らせるメリットが大きい。もちろん、みんなで集まっての記念撮影時にも便利なので、Wi-Fiとスマホを利用したリモート撮影機能をチェックしてみてほしい。


ソニーストア
主なスペック
機種名 ソニー「α5000
価格 5万2800円(ソニーストア価格)
使用レンズ ソニーEマウントレンズ
撮像素子 APS-Cサイズ(23.2×15.4mm) "Exmor" APS HD CMOSセンサー、アスペクト比3:2
有効画素数 約2010万画素
ISO感度 ISO 100-ISO 16000
ディスプレー(背面) 3.0型ワイド 約46万800ドット 上約180度に可動
インターフェース microUSB 2.0端子、microHDMI端子、NFC対応、Wi-Fi対応、Eye-Fi対応
記録フォーマット 静止画:JPEG、RAW(Sony ARW 2.3 format)、動画:AVCHD Ver2.0/MP4
バッテリー駆動時間 静止画撮影時約420枚、実動画撮影時約95分、連続動画撮影時約150分
本体サイズ/重量 幅109.6×奥行35.7×高さ62.8mm/約269g(バッテリー、メディア込み)

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