各種ベンチマークソフトで
性能チェック
続いては本命の性能チェックだ。テスト環境は、定番CPUの「Core i7-4770K」を搭載するLGA 1150プラットフォームを用意。OSは別のSSDにインストールし、「Intel SSD 730」にはなにもデータがない状態で計測している。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-4770K」(3.5GHz/TB時3.9GHz) |
マザーボード | ASUS「Gryphon Z87」(Intel Z87 Express) |
メモリー | PC3-12800 8GB×2 |
SSD(システム) | Intel「SSD 335 240GB(SSDSC2CT240A4K5)」 |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(80PLUS GOLD 750W) |
OS | Windows8.1 Pro(64ビット) |
まずは「CrystalDiskMark 3.0.3」を使って圧縮率の違いによる影響をチェックいていこう。ベンチマークのデータサイズはデフォルトの1000MBに固定し、テストデータを実用途に近い「デフォルト(ランダム)」と圧縮された「All 0×00(0 Fill)」、「All 0xFF(1 Fill)」に変更してベンチマークを行なった。
若干スコアーが違っているが、シーケンシャルで10MB/秒、ランダムで20MB/秒程度と「Intel SSD 730」シリーズは圧縮率の影響を受けないと思って問題ないスコアー差といえるだろう。よって以降のベンチマークはテストデータ「デフォルト(ランダム)」のみで計測することにした。
なお、比較SSDには「Intel SSD 530」の480GBモデルを用意できたので、同じテスト環境で計測を実施。果たしてどの程度転送速度が向上しているのか楽しみなところだ。
「CrystalDiskMark 3.0.3」
以下のベンチ結果は、左が「Intel SSD 730」、右が「Intel SSD 530」となる。
シーケンシャルリードこそ、最大460MB/秒と500MB/秒を切っているが、ライトはシーケンシャル、ランダムとも十分高速で、「Intel SSD 530」からは確実に高速化している。
なかでも、ランダムライトの「4K」と「4K QD32」のスコアーは大幅アップしており、最速クラスといって問題ないスコアーを叩き出している。テストデータ1000MB計測時の「4K QD32」のスコアーをIOPS換算すると、リードは公称値通りの約8万9000IOPS、ライトは公称値を6000IOPS上回る8万IOPSになっている。

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