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第5世代のExadata提供開始、ハードウェア、ソフトウェア両面で刷新を図る

同価格で性能/容量大幅アップ!オラクル「Exadata X4」

2014年01月22日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本オラクルは1月21日、同社データベースマシンの第5世代に当たる「Oracle Exadata Database Machine X4(Exadata X4)」の提供を開始した。最新ハードウェアとソフトウェアの採用により、従来モデル(Exadata X3)と同価格ながらパフォーマンスや容量を大幅に向上させている。

Oracle Exadata Database Machine X4(Exadata X4)。フルラック構成のほかに8分の1ラック、4分の1ラック、2分の1ラックの各構成もある

 Exadataは、企業基幹システムのオンライン・トランザクション処理(OLTP)やデータウェアハウス(DWH)、DataBase-as-a-Service(DBaaS)用途向けのデータベースマシン。今回提供を開始したX4は、2008年の初代(V1)から数えて“5世代目”となる。

 標準価格は従来モデル(X3)と同じだが、最新のハードウェア、ソフトウェアを採用することで、パフォーマンスや容量の拡張と改良がなされている。

 フルラックモデル(X4-2)を例に取ると、サーバーのCPUコア数が従来比1.5倍の192コアに、メモリ容量が2倍の2048GB(最大4096GB)に、ストレージサーバー容量が1.3~2倍の672TB(HC:大容量構成)/200TB(HP:ハイパフォーマンス構成)に、それぞれ拡張された。また内部接続(インターコネクト)も、40Gbps Infiniband×2へと2倍の帯域幅に拡張している。

 また、キャッシュ用に搭載するフラッシュストレージも44.8TBと、従来比で2倍の容量になった。X4ではフラッシュ書き込み時のリアルタイム自動圧縮機能が追加されており、平均で2倍のデータ圧縮率があるため、X3比では実質4倍のキャッシュ容量を実現している。フラッシュではIOPSも77%向上した。

Exadata X4ハードウェアの特徴
前世代のX3とのキャパシティ比較(いずれもフルラックモデル)

 ソフトウェア面では、クエリをストレージサーバーのCPUコア(168コア)にオフロードすることで処理を高速化する技術を採用しており、単一ラックで100GB/秒のSQLスループットを実現する。加えて、「Oracle Database 12c」のマルチテナント型データベースに対するQoS機能も備えており、ネットワークリソース管理でも遅延の許されないメッセージを自動的に優先する。

Exadata X4ソフトウェアの特徴

 発表会に出席した米オラクルのデータベースサーバー技術担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、アンドリュー・メンデルソン(Andrew Mendelsohn)氏は、新世代のExadata X4では特に“DBaaS”への対応に注力していることを強調した。パフォーマンスのボトルネックを排除することで、データベースごとに分ける従来方式、Oracle DB 12cのプラガブルデータベース(PDB)によるマルチテナント方式のいずれにおいても「卓越したパフォーマンス」を提供できると述べている。

米オラクルのデータベースサーバー技術担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、アンドリュー・メンデルソン氏
DBaaS(マルチテナント)向けに、それぞれのDBがほかのDBのパフォーマンスに影響を及ぼすことを防ぐ機能を備えている

 Exadata X4の参考価格(ハードウェア最小構成)は、2390万円から(税抜)。

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