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1ラック720コア搭載、メモリ増量でインメモリアプリを10~20倍高速に実行

オラクル、パワーアップした「Exalogic X4-2」を提供開始

2014年01月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日本オラクルは1月23日、アプリケーションサーバー向けエンジニアドシステムの最新版「Oracle Exalogic Elastic Cloud X4-2(Exalogic X4-2)」を提供開始した。新Xeonプロセッサ搭載により、サーバー当たりの性能を50%向上。またフルラック構成で7.5TBのメモリ、24TBのフラッシュ・メモリを搭載し、同社のインメモリアプリケーション群もより高速に実行する。

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 Exalogicは、Javaベースのアプリケーションをはじめとする多数のアプリケーションを超高速に実行するエンジニアドシステム。

 最新版X4-2では「インテル Xeon Processor E5-2697 v2」を採用したサーバー「Sun Server X4」を搭載し、サーバー当たり約50%の性能向上を果たしている。フルラック構成では720個のプロセッサコアと、7.5TBのメモリ、24TBのフラッシュ・メモリを搭載可能。さらに最新の「Oracle ZFS Storage ZS3」シリーズを統合しており、前世代比でストレージ容量が33%増加した。

 X4-2では、前世代比でメモリを増量しているため、オラクルのインメモリアプリケーション群を10~20倍高速に実行できるという。

 ソフトウェア面では、仮想化機能「Oracle VM Server」とVM管理機能「Oracle Virtual Assembly Builder」により、仮想環境でも基幹業務アプリケーションの性能を落とさず実行可能。また、Exalogic上で稼働するオラクルアプリケーションの参照構成「Oracle Exalogic Oracle VM Templates for Oracle Applications」が用意されており、アプリケーション統合にかかる時間が、数週間から数分へと大幅に短縮される。

 さらに、クラウド基盤ソフトウェア「Nimbula Director」との統合(米国で発表済)、「OpenStack」互換APIの組み込みなど、クラウド環境の構築やパブリッククラウドとの連携といった機能も強化されている。

 Exalogic X4-2の最小構成価格は、4021万7409円(8分の1ラックモデル、税抜)。

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