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【2013年スマホ業界】ASCII.jpの記事で振り返る2013年のスマホ

2014年01月02日 12時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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【9月】
iPhone 5s祭、ゴールドを求めて右往左往
ソフトバンク冬春モデル発表

 9月は新型iPhoneのニュースで持ちきりだった。ドコモからのリリースももちろん大きな話題となった。また、iPhone 5sは今回正式な予約を受け付けず、品薄なゴールドを発売直後に入手するためには、店舗での行列か発売後のオンライン予約かで、多くの人が右往左往した。

 一方、Androidスマホの冬モデルはソフトバンクがまず先行して発表。これまで同様のTD-LTEベースの「SoftBank 4G」に加えて、2.1/1.8GHzのFD-LTEに対応した「Hybrid 4G LTE」対応が最大の特徴だが、機種数は冬春合わせて実質3モデル止まりだった。

一足早く冬春モデルを発表したソフトバンク。FD-LTE/TD-LTE両対応は魅力的だが、シャープと富士通で計3モデルは寂しい

【10月】
auとドコモの冬モデル発表会
WiMAX 2+が開始、新iPadも発表

 au、ドコモの順で冬モデル発表会が開催された。三大キャリアがiPhoneを取り扱う中で、Androidスマホの存在感はさらに薄くなっているが、auは「Xperia Z1」「GALAXY Note 3」という海外でも人気のスマートフォンをドコモとのタイムラグ無しで投入してきたのが新しい動き。また、独自モデルの「isai」を、LGと共同開発でリリースした。

 ドコモの冬モデルは、「Androidのオススメ3機種」という打ち出し方で、ソニーモバイル/シャープ/富士通のスマホをピックアップ。ただ話題の中心は「Xperia Z1」「Xperia Z1f」の2モデルに集まっており、それ以外はやや厳しい状況にある。

ドコモの発表会で一番盛り上がったのが、石原さとみさんの登場時!?

【11月】
SIMフリー版iPhoneが発売
Nexus 5もSIMフリーで登場

 突然といった感じに日本国内でもSIMフリー版のiPhone 5s/iPhone 5cの販売が開始されている。端末価格はiPhone 5sの16GB版で7万1800円と、キャリアによる割引が当たり前の日本ではやや高価な感じは否めないが、日本での通信料金や端末価格のありかたに一石を投じたのは間違いない。

 また、11月1日には「Nexus 5」が登場。そして、日本からの注文受付も可能になった。さらにイー・モバイルからの発売も発表されている。

イー・モバイルから購入できるNexus 5はGoogle版と基本的に同じ

【12月】
イーモバとウィルコムが来春合併
1GB高速通信で月980円のSIMをBIGLOBEが

 同じソフトバンクグループのイー・アクセス(イー・モバイル)とウィルコムが来春の合併を発表。形式上はイー・アクセスがウィルコムを吸収するが、ウィルコムは現在のサービスを継続して提供するとしている。新しい社名やブランドについては、今後にあらためて発表されるとのこと。

 ますます競争が激しくなっている格安データ通信SIMだが、BIGLOBEから月1GBの高速通信が利用でき、月980円という決定版的なサービスが発表された。また、一部のスマホ+MVNOのデータ通信SIMで発生するバッテリーの急激な消耗に対応すべく、SMSオプションを追加できるサービスが増えている。

単体のSIM+格安スマホという組み合わせは、来年以降、どのレベルのユーザーにまで広がるのだろうか?

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