パナソニックは、同社子会社で携帯電話端末事業を展開していたパナソニック モバイルコミュニケーションズ(PMC)の事業を見直すと発表した。コンシューマー向けのスマートフォン事業は休止。PMCはフィーチャーフォンの生産・販売と既存製品のサポートに特化する。
PMCが担当していた事業は、同じAVCネットワークス社傘下のパナソニック システムネットワークスに一部移管。フィーチャーフォンの開発のほか、法人向けスマートフォンやタブレットなど新規事業を推進していく予定。
パナソニックのAndroidスマートフォンは、NTTドコモ/ソフトバンクモバイルからリリースされていたが、参入の遅れもあり、「ELUGA」ブランドの定着で苦戦が続いていた。なお、今回の発表はあくまで“休止”とのことで、法人市場向け端末などを通じて、調査・開発は継続されていく予定としており、環境次第という前提はつくものの今後の可能性について、含みを残している。