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【2013年スマホ業界】ASCII.jpの記事で振り返る2013年のスマホ

2014年01月02日 12時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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【5月】
各社夏スマホを発表
au、4G LTEに相次いで障害発生

 5月は例年通りに夏スマホの発表会ラッシュ。ドコモはXperia A&GALAXY S4のツートップ戦略を展開。各社多数のスマホが登場する中での2機種の優遇が、どういう結果をもたらすかにも注目が集まったが、Xperia Aがヒット商品になる一方、パナソニック&NECカシオのスマホ事業からの撤退につながったのも確かだ。

 auの夏スマホは「HTC J One」が注目を集めた。そのauは、4月27日、5月29日、30日と相次いで、4G LTEの大規模障害が発生。さらにiPhoneのカバーエリアの表記問題についても、消費者庁から問題を指摘されている。

ツートップの一角として、夏のヒット商品となった「Xperia A」

大規模障害についての説明会が6月に行なわれ、KDDI田中社長みずから説明と謝罪を行なった

【6月】
ソフトバンク、Sprintの買収正式決定
日本通信から不思議なリリース

 ソフトバンクによるSprintの買収案が2012年秋に発表されたのち、Dish Network社から対抗案が提示されるなどの出来事もあったが、結局は金額を上積みすることで決着した。

 ネット上で話題になったのが、日本通信による「WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で」と題されたニュースリリース。SIMロックフリーとして発売予定のモバイルルーターが、発売日当日にロックが掛かっていたことが判明したとのことだが、なんとも不思議なリリースだった。

その問題のモバイルルーター「b-mobile4G WiFi3」

【7月】
ウィルコム、正式にソフトバンク子会社に
2.5GHz帯の割当はUQが獲得

 ウィルコムの会社更生手続きが終了し、正式にソフトバンクの子会社になった。そのウィルコムは夏モデルを発表。話題になったのが、カード型PHSの「だれとでも定額パス」。Bluetooth経由でスマホから、PHSによる通話が可能な装置で、同様の機能は冬モデルでは通常の音声端末にも搭載された。

 7月末には2.5GHz帯の20MHz幅がUQコミュニケーションズに割り当てられ、TD-LTEと互換性を持つ「WiMAX 2.1」によるサービスを10月末にスタートすると発表した。これに対して、グループ内に同様の申請をしていたWireless City Planning社を抱えるソフトバンクが猛反発した。

スマホと組み合わせて、PHSの格安通話が可能な「だれとでも定額パス」

2.5GHz帯に関するUQ側資料。割り当てから3ヵ月という早さでサービスがスタートした

【8月】
コミケでauが痛基地局
ドコモがスマホラウンジの臨時休業で広がるウワサ

 コミケでの電波対策は各キャリアとも毎回取り組みを強化している印象があったが、ついにキャラクターをラッピングした痛基地局を設置したのがau。今冬のコミケではドコモまでその路線を追従。どうするソフトバンク!?

 8月後半は新型iPhoneの真偽不明(?)のさまざまなウワサが広がったが、特に盛り上がったのが、ドコモからのiPhoneリリースの有無だ。その火種となったのが、ドコモスマートラウンジが併設されている「ドコモショップ 丸の内店」が、iPhone発表日とウワサされていた9月10日の翌日に臨時休業すると判明したこと。臨時休業は以前から予定されていたことだとして、この時点では一旦鎮火した。

auが俺妹の痛基地局を設置

臨時休業の当日にスマートフォンラウンジに向かったASCII.jpスタッフだが、空振りに終わる

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