ハイレゾ音源の再生は、ハイレゾ対応ウォークマンやUSB経由でPCなどと接続するUSB DAC、DAC搭載のネットワークオーディオプレイヤーなどいろいろあるが、ハイレゾ音源のダウンロードから保管や管理、既存CDのリッピングまでひと通り行なうにはPCが必要になる。そこで今回は、一度聴くとハマること間違いなしのハイレゾ音源の再生環境にオススメの“PC・ネットオーディオ”向けPC自作に挑戦していこう。
そのほかのパーツも
静音重視で構成
そのほかの構成は、3回目、4回目とだいたい一緒になっている。CPUは、消費電力が低く発熱が少ない「Core i3-4130T」を選択。2コア/4スレッドの2.9GHz動作なので、CDリッピングやWAVからのエンコードもサクサク行なえる。
ただし、今回は静音性にこだわって、CPUクーラーは付属の純正CPUクーラーからサイドフロータイプのCoolerMaster「Hyper 212X」にチェンジ。高い冷却性能を発揮する大型ヒートシンクと12cm角ファンで、最低限のファン回転でも、しっかりCPUを冷却できるようにした。
静音性を重視したPC自作のキーポイントになるPCケースには、ファンやHDDなどの動作音を軽減する静音仕様のCoolerMaster「Silencio 352」をチョイス。
電源ユニットは、Corsairの準ファンレス電源ユニットの「RM450」(80PLUS GOLD 450W)にした。TDP35Wの「Core i3-4130T」と組み合わせるには、電源容量にかなり余裕があるが、電源ユニットの負荷率が40%以下の状態なら完全ファンレスで動作するのが、選択の決め手になった。
余裕のある電源容量と3.5インチHDDを最大3台搭載できるミニタワー型PCケースを活かすために、複数台のストレージデバイスを取り付けてRAID化し、万が一に備えるのもいいだろう。楽曲の再ダウンロードは購入後1週間などの制限があることが多い。また、リッピングした大事な楽曲がSSDやHDDの故障とともに消えた! ということがないようにしたい。
ただ、どうしても大きな電源容量が気になる人は、ATX/SFX規格の電源ユニットをACアダプター化する「KRPW-AC120W」(120W)などを使うのもアリだ。
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