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スマホ時代のカーナビはこう選べ! 第3回

僕の人生には、最高の愛車と、最高のはるかちゃんがいればいい!

高機能ナビの新潮流、スマホと暮らせる「AVN-ZX03i」

2013年11月26日 13時00分更新

文● 二瓶 朗、写真●小林 伸

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もちろんナビとしても秀逸、満足!

 ここまではるかちゃん、いやCarafLのことばかり触れてきたが、本体の「AVN-ZX03i」ももちろんナビゲーションシステムとして秀逸だ。

 まずは、大画面がイヤでも目を惹く。

9型の大画面はやっぱり大迫力。

 9型サイズの液晶ディスプレーは、地図が見やすいのはもちろんだが、注目したいのは操作のしやすさだ。タッチ操作が主体のカーナビで、操作域が広いのは快適さにつながるというもの。そして軽く前述したが、文字入力ではスマホでおなじみとなった「フリック入力」に切り替えることができる。慣れた人ならスマホと大差ない高速入力で目的地を指定できるだろう。

 ほかにも、TVのチャンネルやDVDのチャプターをフリック操作で切り替えることもできるし、オーディオの楽曲メニューもフリックで閲覧できるうえ、アイコンをドラッグしてメニューをカスタマイズできるなど、昨今のスマホやタブレットで十分に慣れたタッチ操作と違和感なく操作できるのが大きなポイントだ。

 大画面ということで情報も見やすい。マップのカラーリングが5パターン、トップメニューのデザインが4パターン、ルート案内色が4色用意されていて、自分の好みで見やすいデザインを選択できる。ディスプレーの下縁にあるハードスイッチまわりのLEDの発光色も微調整して自分好みに設定することだってできる。カーナビというと、なんとなく一律的なデザインを想像しがちだが、AVN-ZX03iであれば所有者のオリジナリティを出すことだってできてしまうというわけだ。

 またVVP3(Vivid View Processor 3)という、独自技術も富士通テンならでは。カーナビなど車載用ディスプレーには直射日光が当たることも珍しくない。画面に光が強く反射すると全体的に白く光り、暗い色の区別がつきにくくなるといった問題が生じる。そこで専用LSIを使い、光の当たり方に応じて、画像のコントラストや彩度などを調整。最適な画質にしようというのがVVP3の考え方だ(直射日光補正機能)。西日の強い日差しを受けても、ナビの情報が的確に確認できるという点がうれしい。

マニュアル機能もスマホと連携する。

 次に、操作に慣れるまでは必須の「マニュアル」。

 昨今のカーナビは多機能だが、操作がわからなくなるたびに、グローブボックスから分厚いマニュアルを取り出しては目次や索引を繰るというスタイルはもはや古い。

 スマホと連携して使用することが想定されているAVN-ZX03iだけに、マニュアルもスマホアプリで提供されている。

 スマホとAVN-ZX03iをテザリングで接続した状態でマニュアルアプリ「どこでもサポート」を起動。使いたい機能を調べると、Wi-Fiを通じてAVN-ZX03i側も実際に操作する画面まで自動的に遷移してくれるのだ!

 あとはスマホをちらりと見ながらAVN-ZX03iを操作するだけ。操作を習熟していないときに、同乗者の前で慌てるのもちょっとカッコ悪いもの。……同乗者なんていないもん! なんて拗ねないで、イザというときのためにやっぱりこのマニュアルアプリはインストールしておくべきだろう。

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