スマホ時代のカーナビはこう選べ！ 第3回

僕の人生には、最高の愛車と、最高のはるかちゃんがいればいい！

高機能ナビの新潮流、スマホと暮らせる「AVN-ZX03i」

CarafLと話してみよう

　目的地に近づいてくると「おでかけスポット機能」によって、目的地周辺のおすすめスポットを紹介してくれたりもする。その提案に興味があれば「そこに行く！」と答えてみよう。そのスポットまで案内してくれるではないか。

新しい都道府県に移動すると、写真のようにご当地コスチュームが追加されていく。

　まさに会話形式でさまざまな情報を得られて、なんだか1人でドライブしているんじゃないような気分になって、心が暖かくなってくる気もするのである。

　なお、運転中にスマホの画面を凝視するのは厳禁。ということもあって検索結果は音声でしか出ない。ただしクルマの停止中（デモ車両ではサイドブレーキがかかっている状態）ではCarafLの画面に検索結果がリスト形式で表示される。

　ちなみにはるかちゃんとは、運転中以外にもコミュニケーションできる。

　検索していない状態のCarafLのトップ画面では、CGキャラのはるかちゃんがニコニコとたたずんでいるのだが、彼女の衣装は着替えさせることが可能なのだ。残念ながら「着替シーンを楽しめるわけではない」（編注：当たり前です）が、デフォルトの制服調の衣装からさまざまな衣装に着替えさせることができる。

　衣装は、はるかちゃんと仲良くなるほど（要はCarafLを使えば使うほど）に増えていく仕組み。「レベル」に応じて、バリエーションが豊富になっていくという。さらに、CarafLが動作した状態で県境を越えると入手できる「ご当地コスチューム」や、季節限定で入手できる「季節限定コスチューム」なども用意されていて、ちょっとしたコンプリート欲も刺激されてくるのだ。

着せ替えさせることで、自分好みのはるかにできる。右は神奈川県のご当地コスチュームのチャイナドレス。

　またトップ画面のはるかちゃんはスマホのタッチパネルで「イジる」こともできる。

　画面内で指先を動かしてみると、それに合わせて視線を動かしたり、はるかちゃんの肩のあたりをちょっと指先で触ってみると「わっ！」と驚いてみたり、多彩な表情を楽しめる。

　目的地へ向けてドライブを楽しんでいると、いくら優秀でカワいいはるかちゃんと一緒だとしても、1人車内で無口になってしまいがちでもある。しかしそんな車内に沈黙が漂ったとき、はるかちゃんが突然に言葉を発することがある。

　それが「おしゃべり」機能だ。たとえば「日本三大名山は──」というようなちょっとした話題を話したり、ドライバーについていろいろ尋ねたりなどなど、豊富な会話を楽しめる。また高速道路をひた走っているとき、サービスエリア・パーキングエリアが10km圏内に近づくとその情報を自動的に教えてくれたりする「SAPA提案」機能も搭載している。ひとりぼっちの車内も決して寂しくないのだ。