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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第27回

iPhone 5s、iOS 7の知られざる標準機能

2013年10月18日 09時00分更新

文● 前田知洋

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登録した指紋には名前が付けられる

 登録した指紋は「指紋1」などの初期設定の名称でもいいですが、登録するごとに名前を付けておくと「あれ?この指って登録したっけなぁ…」と悩まずにすみます。

 ホーム画面の「設定」→「一般」→「パスコードと指紋認証」→右上の「編集」をタッチして、名称変更したい「指紋(番号)」をクリックするとキーボードが現れます。登録した指紋を解除するときも、この編集画面でおこなえます。

ネコの手やバナナで登録を試みようとする人もいるらしいですが、筆者は指だけを登録

カメラ/ビデオ撮影で便利な水準器の機能

 iOS7に標準で搭載されている「コンパス」。子供向けのギミックだと誤解しているヘビーユーザーもいて、一度も起動していない人も。しかし、このアプリは東西南北を知るための「方位磁石」だけではなく、横にスワイプすると「水準器」が現れます。

iPhoneを水平面に置くと二つの丸で水平を示す、面の「水準器」になる

写真やビデオ、何となくヘタに見えるのは
水平線や垂直線がズレているから

 この水準器、壁に絵を飾ったり、ポスターを貼るときも便利ですが、一番筆者が活用しているのは撮影をするとき。プロとアマチュアの写真の違いのひとつに「水平、垂直がちゃんしている」ことがあります。ただ、最近では写真編集アプリに「傾き補正」の機能があるのも珍しくないので、スチル撮影の場合はそれほどナーバスになる必要はないかもしれません。しかし、ビデオなどを三脚で撮影する場合は注意が必要です。何となくヘタに見えるビデオは水平線や垂直線がズレていることが多く、ビデオ編集アプリでの調整も難しく画質が下がることもあります。

画面を立てると航空機の計器に似たインターフェイスに変わる。黒い面を線に合わせると水平

 縦と横、どちらの場合でも「0度(水平)」になると画面がモノクロからグリーンに変わり傾きが無くなったことがわかります。ただし、注意点は、場合によって正しい水平が出ないこともあるので、「コンパス」を起動させたら、基準になる面(机など)にiPhoneを置き、一度画面をタップして基準を合わせたあとに使用しています。

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