ASCII.jpと読者で作る!ビジネスメールのデファクト・ルール!2013年度版 第4回
それは証跡なのか、惰性なのか、止め時がわからない……
メールの「引用履歴」は、善か悪か?
2013年07月06日 14時00分更新
メールをやり取りするごとに増えていく引用はずっと残しておくべき?
同じ話題のメールをやり取りし、返信で送り合っていると、それまでの文面が残ってしまう。それが引用の履歴だ。
メールの設定で引用しないようにすることもできるが、基本的に引用を使用している場合が多い。無駄にメールが長くなる引用は本来必要のないものなのか、それとも引用には重要な役割があるのか。
ということで、第4回はメールの引用について考えてみた。
引用は意外と利点が多い!?
そもそもなぜ引用を使うようになっているのか考えてみた。パソコンのメールクライアントやウェブメール、スマートフォンのメールアプリなどほとんどのメールアプリケーションにおいて、返信をすると送り先の文面が残る引用がデフォルトになっている。
引用をしないように設定することもできるのだが、デフォルトが引用となっている以上、それを使うのが現時点でのデファクト・スタンダードだと言える。
引用を使う利点と言うのは、最新のメールを読むだけで、それまでの一連の話が理解できる点だろう。「3通前のメールでも言ったとおり」などと書かれている場合に、わざわざ3通前のメールを探さないで済む。誤って、廃棄したとしても、最新メールだけで確認ができる。
引用元の文面は必ず目にすることになるので、間違ったメールに返信して、誤爆することもなくなるのだ。
マイナス要素ももちろんある。メールのやり取りの回数を重ねる毎に引用の文面が雪だるま式に増え続けてしまうこと。引用するごとに違う色のラインが引かれて、鬱陶しさを感じることも多々ある。そもそもそこまで引用が必要になる場面は多くない。
読者アンケートに寄せられた引用否定派の意見
- 引用に>が使われている場合、最後の方は>が長々と並び、メール意味が取れない。
- やたら引用部分が多すぎて困る。
- 過去のやり取りが一覧できるメリットより鬱陶しいデメリットの方が大きい気がする。

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