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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第44回

3000mAh端末や2画面スマホのバッテリーは?

2013年06月03日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ワンセグはほぼ公式スペック通り
まずはHONEY BEEがリード

 最初はいつものようにワンセグテスト。ワンセグが受信できない部屋に、ロジテックのホームアンテナ「LDT-ANT1BK」を設置し、半径約1.5mのワンセグエリアをつくる。あとはスマートフォンを少しずつ遠ざけながら受信感度をチェックし、その後「NHK総合」にチャンネルを合わせ視聴時間を見る。

室内にワンセグのエリアを作るロジテック「LDT-ANT1BK」

 音量は中くらい、Wi-Fiに接続した状態でテストを行なった。なお、MEDIAS Wはそもそもワンセグに非対応である。

  Optimus G Pro MEDIAS X HONEY BEE
アンテナ形状 ホイップ式 ホイップ式
視聴感度 2.1m 2.1m
公式スペック 5時間20分 7時間30分
連続視聴時間 5時間45分
+残量3%
7時間45分
+残量8%

 ワンセグ対応の2機種ともアンテナはホイップ式。HONEY BEEは側面から伸ばすのが珍しい感じだ。どちらの機種も受信している電波は弱めのようで、警告表示が出たり、アンテナの角度を変えるだけで見られないこともある。しかし2.1mまで離れても視聴は続けられた。

Optimus G Proのワンセグ連続視聴は6時間弱

 連続視聴時間は2機種とも公式スペックとほぼ同じ。ただしどちらの機種もバッテリーが残りわずかになるとワンセグが終了する。そのため最後に電話やメールが少し可能である。

 とりあえずここはHONEY BEEがリードしたと判断しよう。

動画の2時間連続再生では
MEDIAS Wがリードする

 続いてのテストはYouTubeの2時間連続再生。こちらはLTEにつないだ状態でテストを行う。

 ただし今回は場所が悪かったのか、Optimus G Proのアンテナ表示はLTEが4本中1~2本。MEDIAS Wは1本。しかし動画の再生がまったく問題なかったためテストをそのまま実行した。HONEY BEEは4Gが4本でやや有利な状況だ。

 なおMEDIAS Wは折りたたんだ状態で、1画面(横表示)のみで再生している。

  Optimus G Pro MEDIAS X HONEY BEE
2時間視聴後の
バッテリー残量
78% 83% 80%

 結果は3機種とも好成績。これまでの機種を見ると残量が80%以上なら長いスタミナと言える。MEDIAS Wは残量83%でトップ。HONEY BEEも80%だ。Optimus G Proは80%を切ったものの78%と残量は十分。

 さらに様々なスタミナテストをしてみよう。まずはMEDIAS Wを2画面で使った場合はどうだろうか?

MEDIAS Wは2画面になると
やはり電池の消費は大きめ

 MEDIAS Wを2画面で、動画をフル画面表示で再生すれば、当然スタミナの消費は激しいと思われるが、実際はどうだろうか。

 今度はMEDIAS Wを2画面表示、Wi-Fi接続でYouTubeをえんえんと再生し続けてみた。Wi-Fi接続なので電波が安定している点はゆうりだが、結果フル画面で再生時間は7時間5分。さらに8%の残量があったので、長時間2画面表示でも安心だろう。2画面で5.6型という画面サイズで、2100mAhというバッテリー容量を考えれば好成績と言えるのではないだろうか。

2画面でYouTubeを再生。さすがにこれはバッテリーには響く

 ただし1画面なら1時間あたり8.5%、2画面では同じく13%程度の消費なので、やはり2画面に表示しておけば、その分、確実にバッテリーは減る。少しでも長く使うのなら閉じて使うのが良さそうだ。

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