iPadやAndroidタブレットを機器連携でどこまで楽しめるのかを探る特集の第2回。前回の映像編に引き続き、今回は音楽再生編である。
音楽再生というと、iPadには標準で音楽再生アプリが用意されているし、Androidタブレットも同様だ。あるいは、高音質な音楽再生アプリを別途ダウンロードしてもいい(そのあたりはこちらの記事を参照)。
今回は「FLAC」の再生に挑戦してみたい。FLAC再生ができるならば、もしかたしたらハイレゾ音源の再生も可能かも? という期待もある。そこで、実際にiPadを使っていろいろと試してみることにする。
iPadでもFLACのハイレゾ音源の再生“だけ”は可能!!
まず、基本のおさらいから。iPad標準の音楽再生アプリはFLACの再生には対応していない。iPadにPCから音楽や動画を転送できるiTunesもFLACには非対応なので、通常はFLACを再生するどころか、iPadの内蔵メモリーにFLACファイルを転送する方法もない。
しかし、いろいろと調べてみると、FLAC再生に対応した音楽再生アプリがいくつかある。なかでもレビューの評判もよかったのが、「FLAC Player」(850円)。今回はこれを使って、ハイレゾ音源の再生を試してみることにする。
FLAC Playerの購入やダウンロードは、App Storeから行なえるので簡単だ。問題はFLACファイルの転送だ。iPadを接続したPCのiTunesを使ってファイル転送ができるようなのだが、説明を読むとちょっとわかりにくい。とりあえず実際にやってみた。
まずはiTunesの画面で接続したiPadの画面に切り換え、「App」のリストに切り換える。インストールしたアプリのリストの下の方に「ファイル共有」の項目があるので、そこのリストにあるFLAC Playerを選択すると、ファイルの追加が行えるのだ。後はPCにあるFLACファイルを選択すればいい。
その後FLAC Playerを起動すると、転送したファイルがリストに表示されるようになる。今回は、音楽配信サイトで入手した96kHz/24bitのFLACファイルと、同じアルバムのCDからリッピングした44.1kHz/16bitのWAVファイルを転送している。
まずは、試しに再生してみると96kHz/24bitの再生も問題なく行なえた。これでPC替わりにタブレット端末をハイレゾ音源プレーヤーとして持ち歩ける!! と、筆者も感激した。
この連載の記事
-
第3回
スマホ
Retinaで高精細ライブビュー!? デジカメ×タブレットを試す -
第1回
スマホ
dtabが小型テレビに! タブレット画面の大活用術 -
スマホ
iPadやNexus 7やdtabを超活用する機器連携術 - この連載の一覧へ