前々回は映像系、前回は音楽系のタブレット活用術を紹介してきた本特集。最終回となる今回はデジカメとの組み合わせによるタブレット活用を紹介していきたい。
デジカメのここ最近のトレンドといえば無線LAN対応。単体でインターネットに接続してソフトをダウンロードする機能や無線LANに接続したスマホやタブレット、PCに手軽に画像を転送できる機能が備わっている。
ここで注目なのが無線LANで接続したタブレットでライブビュー画面を見ながらリモート撮影できる機能だ。
デジカメの背面についている液晶モニターは大体3型くらいであるが、タブレットでは7型や10型といった大きな画面で解像度も高くなっている。単純に考えれば、画面が大きい分見やすくて、解像度が高いので細部まで確認しやすいはず。
今回は実際にそれが本当に有用なのか、検証してみたい。
ここが便利! タブレットでライブビュー確認
用途としては特別になってしまうが、物撮影をしている場合を想定してみよう。三脚にカメラを設置した状態で被写体とカメラの距離が離れていると、被写体の状態や配置を少し変えてカメラまで戻り一旦構図の確認をして、また少し直して……といった作業が発生する。つまり、何度もカメラと被写体の間を往復しなければならない。
ところが、手持ちのタブレットなどでライブビューを確認できれば被写体の前にいながらカメラの構図を確認し、位置調整が可能になる。ちょっとライティングを変更する場合も、カメラの後ろにいなくて済むので自由度はかなり高くなるはずだ。
一般の人にとって上記はかなり特殊な事例だろうが、例えば集合写真撮影であってもセルフタイマーを使う必要がないし、自分が写りこんだ広い画の風景写真を撮りたい、という場合も重宝する。
対応機種はミラーレス機やデジタル一眼が多い
無線LANに対応したデジカメは各社からリリースされている。コンパクトデジカメでもいくつかあるが、最近売れ筋のミラーレス一眼やデジタル一眼レフに搭載されていることが多い。
大まかな傾向だが、コンデジで無線LANに対応している機種はおおむね画像転送のみ、ミラーレスやデジイチの場合にライブビューでのリモート撮影に対応している機種が多いようだ。
今回はパナソニック、ソニー、ニコンの3つのメーカーのデジカメを試用してみた。
今回試用したデジカメ
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