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テレビ・スマホの2画面表示、専用機なみの高音質、とにかくスマホを楽しめるテレビ

Miracast対応のスマホライフAQUOSは、こうして生まれた

2013年05月17日 11時00分更新

文● 折原一也 写真●小林 伸

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左は新規商品開発センターの門田晃宜氏、右がグローバル商品開発センターの小笠原堂裕氏、中央は筆者

家でも外でもスマートフォンを使うことを意識した「スマホライフAQUOS」

2系統のHDMI入力端子(うちひとつはMHL対応)、HDDなどを接続するためのUSB端子を装備している

 シャープが4月23日に発表した“スマホライフAQUOS”「LC-24MX1」は、スマホ連携機能を強化した、全く新しいコンセプトの薄型テレビだ。「Miracast」による無線経由での映像・音声の同期転送、そして「Bluetooth」によるオーディオ接続にも対応している。

 また、スピーカーを2基、サブウーファーを1基内蔵し、音楽専用の「ミュージックモード」を搭載。高音と低音を効かせたチューニングで音楽を楽しめるようにしている。さらに、MHL対応のスマートフォンであれば、LC-24MX1の入力端子に接続すれば撮影写真や動画を観る、スマートフォンを充電することも可能だ。発売は5月30日を予定していて、予想実売価格は7万円前後となっている。

 この見所満載の新AQUOSがどのようにして生まれたのか、開発チームに企画の意図と狙いを伺った。

スマホユーザーを狙った、従来とはひと味ちがうAQUOS

―― スマホに繋ぐAQUOSというのは、コンセプトとしてはスマートフォンがひとり1台にまで普及した今の時流に合っているものと感じました。商品企画はいつから始まったのでしょうか?

小笠原 去年の夏ごろからですね。AQUOSの新規事業を取り組む部門として、今までのAQUOSのラインアップにないAQUOSを企画していく中で生まれました。

ユーザーのヒアリングによって選ばれた3色のスマホライフAQUOS

―― 商品を企画された際には、どのようなユーザーをターゲットにしていたのでしょうか。

門田 ターゲットとしていたのは10代から30代をコアとしたユーザーです。すでに半数がスマートフォンを使っていらっしゃいますから。中にはスマートフォンを使い倒すおじさんもいますけど(笑)

小笠原 テレビをネットに接続するのはハードルが高いと考えるお客様も、スマホならネットに繋いでいるという狙いもあります。

―― 今回のスマホライフAQUOSは24型のワンサイズ展開で、デザイン面でもいい意味でAQUOSらしくないように感じました。イメージとしては単身者の部屋に置くテレビでしょうか?

門田 家の中でも外でもスマートフォンを使う。テレビを見る時間よりもスマートフォンの画面を眺める時間が長いような人をターゲットにしています。テレビだけでなくスピーカーとしても使える機器にしたくて、色もホワイト調をベースにしました。ユーザーのヒアリングを通じて、一番人気が高かったものを選んでいまして、ポップな2色(グリーン、オレンジ)とクールなグレーになりました。

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