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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第39回

春のハイスペックXスマホ、カメラ勝負の結果は?

2013年04月29日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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AQUOS PHONE XxとARROWS Xが
カメラの起動速度でリード

 まずはカメラの起動時間をチェックする。いつものようにカメラのアイコンをタップしてから、シャッターを切れるようになるまでをストプウォッチで計測する。計測回数は3回だ。  これまでの機種を見ると1秒8あたりが高速と感じる分かれ目。0秒台~1秒台前半ならかなり速い機種と言えるだろう。

  ARROWS X AQUOS PHONE Xx STREAM X
カメラ起動速度 3秒10~3秒44
(Palette UI)
0秒86~1秒37
(ロック画面)
1秒75~1秒97
(ロック画面)
1秒10~1秒35
(アプリメニュー)
1秒39~1秒45
(ホーム画面)
1秒39~1秒51
(ホーム画面)
1秒11~1秒19
(NX!UI ホーム)
   

 結果、3機種ともかなり速い機種と言えそうだ。最速はAQUOS PHONE Xx。ロック画面(ウェルカムシート)のカメラアイコンをタップする場合だと、最速で0秒86。遅くとも1秒37。タップしたらすぐに画面が開いている感じ。ホーム画面(3ラインホーム)からアイコンをタップして起動する場合だと1秒39~1秒45と若干遅いが、それでもこれまでの機種の中では速いほうだ。

 ただしAQUOS PHONE Xxの場合、ロック画面だとロックボタンをタップする操作が1度あるので、すぐに起動したいときにその操作が煩わしいかもしれない。

 ARROWS Xでは、ドコモのPalette UIのロック画面からの起動がかなり遅い。3秒台ではかなり待たされる印象だ。ただしホーム画面からの起動は速い。特に独自UIのNX!UIに変更すると3回とも1秒1台で起動した。

 STREAM Xはロック画面からの起動だと数字的には劣る。アイコンをスライドさせて起動させるので、そのぶん不利かもしれない。ただしホーム画面からの起動は速かった。しかしこれも初期設定ではランチャー内のフォルダにカメラアイコンがあるため、これでは起動が遅い。今回のテストではフォルダからホーム画面にアイコンを移した状態で起動している。

 STREAM Xの場合は、今回のテストはギリギリ○という印象なので、リードしたのはARROWS XとAQUOS PHONE Xxだろう。

高速撮影では連撮が強い
AQUOS PHONE Xxがリード

 続いて高速撮影のチェック。シャッターボタンを押してから、次のシャッターボタンを押せるまでの時間を計測した。これもストップウォッチを使って3回計測だ。

 このテストでは0秒台で撮影できればシャッターをポンポン切れる感覚で、1秒台ではわずかに間がある感じ。1秒台までなら高速と感じられるだろう。

  ARROWS X AQUOS PHONE Xx STREAM X
カメラ撮影間隔 1秒39~3秒28 2秒26~2秒84 1秒78~1秒91
0秒62~0秒81
(動画撮影中)
0秒42~0秒52
(連撮)
 

 結果、最速はAQUOS PHONE Xxの連撮モード。AQUOS PHONEシリーズではおなじみのこのモード、当たり前のように0秒台を出す。今回も最速0秒42を記録した。ただし初期設定である連撮モードをオフにした状態だと2秒台になる。サクサク撮りたいのなら連撮モードにしよう。

AQUOS PHONEで高速撮影したいなら、連写モードをオンに

 ARROWS Xは撮影後に写真をスライドするアニメーションが入る。また、被写体によって撮影間隔も変わるのか、1秒39~3秒28と毎回撮影間隔が大きく違う結果に。シンプルなUIのためシーンなどを固定にできないのが裏目に出た。ただしARROWS Aと同じくブレても構わないのであれば、動画撮影中の静止画撮影が速い。これなら0秒台となる。ただしこれではピントが合っていない使えない写真も大量に撮ることになる。今回は初期設定で1秒39を記録した点を踏まえて高速撮影も○とした。

 STREAM Xにも連撮モードのようなものはなく、初期設定のまま(撮影モードはシンプル、シーン設定はノーマル)撮影。3回の計測ではどれも1秒台となったので、高速撮影としたが、1秒台後半でギリギリだ。被写体によってはもっと時間がかかるかもしれない。

 というわけでキレイに撮れる、安定して撮影間隔が短い、という点を踏まえるとAQUOS PHONE Xxの勝ちだろう。

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