最新端末を丸裸！　スマートフォン定点観測 第39回

春のハイスペックXスマホ、カメラ勝負の結果は？

シンプルUIのARROWSに
機能満載でおなじみのAQUOS

　最後に他の機能をチェックしていこう。

　ARROWS Xは撮影中に右にフリックするとギャラリーに切り替えられる。これで直前に撮影した写真を素早くチェック可能だ。逆にギャラリーを閲覧中でも、左にフリックすればカメラを起動できる。

　カメラのUIは前述したようにシンプルで、メニューがタイル状に並び、深い階層メニューも無い。各アイコンをタップするだけでオン／オフ可能でお手軽だ。しかし詳細な機能を設定できないため、いじりたい人には悩ましい。画像の編集はAndroid標準のギャラリーから行なう。

撮影中に右フリックでギャラリーに。こんな落書きも簡単

最近のARROWSはカメラから設定項目を減らして、誰でも簡単に撮影が可能にしている

　AQUOS PHONE Xxは従来のAQUOS PHONEシリーズと同様に機能満載。ただし、この連載では何度も取り上げているので新鮮な感じがしないのが辛いところ。「シーン設定」には「銀残し」、魚眼やミニチュアライズカメラ、手鏡モードに、ペット検出といった多彩で、独自の機能を用意している。

　画像編集にはAndroid標準のものとは別に「おまかせアルバム」があり、モザイク、スタンプ、手書き、色えんぴつ風といった各種エフェクトを揃えている。これまで別メーカーのスマホを使ってきた人は最初から機能が豊富で驚くだろう。

シーン設定は豊富。画像編集でも独自アプリで、モザイクなどが簡単に入れられる

　STREAM Xは派手な機能は無いものの、撮影モードに「グループ」や「HDR」「微光」「ビューティー」「スマイル」などを揃え、顔や背景を変更して撮影できるエフェクトも用意している。設定メニューには細かな画像調整や、シーン設定もあるので物足りない印象はない。画像編集はAndroid標準のギャラリーから。独自性を持った機能がないのは少々残念だ。

目立つ機能はないが、モード設定など必要な機能はある

バランスよく優秀なAQUOS PHONE Xxがリードで
スタミナチェックの最終回に

　3機種とも過去に紹介してきた機種と比べて見劣る部分は少なかった。ARROWS Xは遅いタイムが出ても挽回はでき、STREAM Xも常に良い結果を出している。ただしAQUOS PHONE Xxは、高速起動／高速撮影ともに2機種よりも少し結果が良かった。写真比較、カメラの機能でも劣っているという印象は無いので、ここは手堅くリードし続けたと判断したい。

　というわけで、ここまでの3回ではAQUOS PHONE Xxが他の2機種より有利になったといえる。次回は最後の比較。スタミナチェックや紹介しきれなかった機能を見ていく。シャープ自慢のIGZO液晶を搭載するAQUOS PHONE Xx相手に、ARROWS XとSTREAM Xは勝てるのだろうか。

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