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タブレットにもノートPCにもなって、しかも軽っ!

約1.19kgの軽量コンバーチブルPC「Endeavor NY10S」

2013年05月08日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎

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マシンパワーは非の打ち所なし!

 さて、いつもの通り、この「Endeavor NY10S」のマシン性能を、ベンチマークソフトなどで検証してみた。なお、タブレットスタイル時は、CPUの動作クロック周波数が800MHzになるが、今回はすべてノートPCスタイルで検証している。

 まず「Windows エクスペリエンス インデックス」のスコアを見てみたところ、結果は以下のとおり。基本スコア4.6というのは、グラフィックスのサブスコアが低くなるため。ほかのコンポーネントのサブスコアをチェックすると、プロセッサ、メモリ、プライマリハードディスクが軒並み7点台と、かなりのハイスコアを記録していることがわかる。

 また、休止状態からの復帰も、ウルトラブックらしく高速だ。同社のニュースリリースでは、約7秒で復帰すると記載されているが、実測した結果では5秒前後でログオン画面が表示された。

 定番のベンチマークソフト「PCMark7」でも、4000を大きく超えるかなりの好結果をマーク。実際に扱ってみた際の印象も、操作はすこぶる軽快で、ニコニコ動画のコメントが数多く付いた動画なども、よどみなく再生できた。マシンスペックに関して、不満に感じる点は見当たらなかった。

「Windows エクスペリエンス インデックス」の結果

「PCMark 7」によるベンチマーク結果。こちらも上々の結果となった

 一方のバッテリーの持ち具合だが、こちらは「BBench」を用いてチェック。「10秒ごとに10文字のキー入力」「輝度は最大」「動画をエンドレスで再生」という、電力を相当消費する状況下で、バッテリーの持ち時間を計測したところ、結果は約4時間30分でバッテリーが切れた(ノートPCスタイルで動作時間を検証。タブレットスタイル時、CPUクロックは800MHzで動作する)。終日、外出先で作業するといった場合には、若干心許なさを感じるが、日中、外出して使う分には、充分な駆動時間と言えるだろう。

 このように「Endeavor NY10S」は、そのスリムさと軽さに加えて、マシンパワーも申し分なく、数あるコンバーチブルタイプのPCのなかでも屈指の性能を誇る1台と言える。  また、一番の特色は、やはりフルHDのIPS液晶を採用したことによる画像や映像の高精細ぶりだ。動画コンテンツを場所を選ばず、存分に楽しみたいユーザーにはうってつけの1台である。タブレットスタイルでの利用シーンが中心で、キーボード入力が必要なシーンもたまに想定される、そんなユーザーにオススメのモデルだ。

試用機の主な仕様
CPU Core i7-3537U(2.0GHz)
メモリー 8GB(DDR3 1600MHz)
チップセット インテル HM77 Express
グラフィック インテル HD グラフィックス 4000(CPUに内蔵)
ストレージ SSD 124GB
ディスプレー 11.6型タッチ対応液晶ディスプレー
(1920×1080ドット表示)
バッテリー駆動時間 約6時間
OS Windows 8 64bit
サイズ/重量 幅303×奥行き197×高さ19.8mm/約1.19kg
直販価格 11万9980円

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