春モデル最強クラスのスマホを比較する本連載。今回の比較はカメラ。3機種とも強力なカメラを搭載し、機能も豊富。しかし細かく設定を施し、キレイな写真を撮るのは大変。手軽にパッと撮影して、キレイな写真が撮れる、ということはできるのだろうか? 起動速度、撮影間隔、UIも含めてチェックしていこう。
カメラの主なスペックをまずは比較
今回も比較するのはNTTドコモ「Xperia Z SO-02E」、au「INFOBAR A02」、ソフトバンク「ARROWS A 201F」の3機種。最初のスペック&料金比較でXperia Z、前回のスピードチェックでINFOBAR A02をリードとした。
まずはカメラの主なスペックを比較する。以下の表のとおりだ。
Xperia Z | INFOBAR A02 | ARROWS A | |
---|---|---|---|
カメラ画素数 |
1310万画素CMOS (裏面照射積層型) |
800万画素CMOS (裏面照射型) |
1310万画素CMOS (裏面照射型) |
インカメラ |
200万画素CMOS (裏面照射型) |
210万画素CMOS (裏面照射型) |
125万画素CMOS (裏面照射型) |
動画撮影サイズ | フルHD | フルHD | フルHD |
動画撮影中に静止画保存 | ○ | ○ | ○ |
高速起動 | ○ | ○ | ○ |
高速撮影 | ○ | ○ | △ |
手ブレ補正 | ○ | ○ | ○ |
顔認識 | ○ | ○ | ○ |
シーン設定数 | 17 | 7 | なし |
連写機能 | ○ | ○ | ○ |
3機種ともインカメラを含めて、裏面照射型CMOSセンサーを搭載する。なかでもXperia Zは新たに裏面照射積層型のCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」で、HDRのビデオ撮影にまで対応した。
高速起動、高速撮影(撮影間隔)ではARROWS Aだけ高速撮影を△とした。理由は後述するが、若干時間がかかった。Xperia Zはシーン設定数が17種類もある。しかもこれは中身を見ると、12種類のシーンに加え、被写体のコンディションを3種類認識して組み合わせ、最大36種類のシーンを自動シーン認識可能だという。ただ今回はシーンセレクションで設定できた17種類を表に掲載した。
同様にARROWS Aもシーン設定数を「なし」にしているが、これもシーン設定の項目が無いためだ。ARROWS AはとてもシンプルなUIを採用しており、可能な限り「カメラ任せ」にするよう工夫されているようだ。
まずはスペックだけならXperia Zがリードと言えるだろう。次ページでは、まずカメラの起動時間をチェックしていこう。
この連載の記事
-
第212回
スマホ
3キャリアの主力ハイエンド機「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」のスタミナ比較 -
第211回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」でカメラ勝負! -
第210回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」の速度対決 -
第209回
スマホ
3キャリアの主力販売モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」を比較 -
第208回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのスタミナは? -
第207回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのカメラをチェック -
第206回
スマホ
キャリアのミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」の速度比較 -
第205回
スマホ
主要3キャリアの最新ミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」を比較 -
第204回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイスペック機のスタミナテスト -
第203回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイエンドスマホのカメラをチェック -
第202回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、キャリアのハイスペック機の速度を比較 - この連載の一覧へ