とびきり高性能に生まれ変わった
HTC Jニューモデル
「HTC J butterfly HTL21」(以下、butterfly)は、KDDI夏モデルで好評を博した「HTC J ISW13HT」の後継端末。au冬モデル中、唯一のAndroid 4.1、最大の5型ディスプレー、1.5GHz動作のクアッドコアCPUのすべてを搭載。au冬モデルは、ほぼ全機種がLTE/Wi-Fiテザリング/ワンセグ/おサイフケータイ/赤外線/防水機能に対応するが、そんな高機能な端末の中でも頭ひとつ飛び出た高機能な端末。それがbutterflyだ。
ボディーは大きいが持ちやすい
本体サイズは旧モデルよりも大きくなったが、持ちにくくはない。むしろbutterflyの方が最大で約2mm薄く、約2g軽くなっている。本体サイズの割に軽量で、手に持ったときのフィット感やバランスも良好だ。
本体サイズと重量の比較
- butterfly
- サイズ:71×143×9.2mm 重量:約140g
- HTC J
- サイズ:66×132×10~11.2mm 重量:約142g
ちなみに人気色のレッドは、旧モデルよりもさらに美しくなっている。関係者によると「旧モデルのレッドが含んでいた若干の青味を取り除くと同時に、パールの粒をより細かくしたため輝いて見える」のだそうだ。
妙にカッコイイSIMカードまわり
個人的にグッときたのがSIMカードまわり。旧モデルと異なりバッテリーを取り外せないため、付属ピンでトレイを押し出すiPhone同様の方式に変更された。SIMカードの出し入れがしやすくなると同時に、トレイが金属製に変わり、見た目、質感ともに向上。ピンの取っ手にHTCのロゴがくり抜かれ、iPhoneよりもシャレている。
国内最強のフルHDディスプレー
旧モデルから大きく進化したのは、ディスプレー、カメラ、防水の3点。とくにディスプレーの見やすさには目を見張るものがある。ディスプレーサイズは従来の4.3型から5型へと大型化。解像度は国内モデル最大のフルHD(1080×1920ドット)と超高精細で、1インチあたりのピクセル数は実に440ppi。iPhone 5のRetinaディスプレイ(640×1136ドット、326ppi)はおろか、一般的な紙の印刷物の350ppiをも大きく上回る。つまりそれほどキレイ。
片手操作を少しでもラクにするには?
ディスプレーが大きく、すべての操作を片手で行なうのは難しい。とくにメニューを開くには、たいていの場合、画面内のメニューボタンを押す必要がある。メニューを少しでも開きやすくするには、正面下部右端ボタンの機能を変更しよう。軽く押してメニューを、長押しでアプリの起動履歴を表示できて便利だ。
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