前回の記事で現在のモバイルルーターの概要がわかっていただけたと思う。中には通信速度は100Mbpsや110Mbpsと、自宅のADSLでも絶対出ないような高速数値が並んでいるわけだが、すべては理論値。
実際にはどのくらいの速度がでるものなのか、実測してみようと5台のモバイルルーターとノートPCを持って都内を観光……いや都内で敢行してみた。
携えたのは以下の5台、ノートPCはCore i5プロセッサーにワイヤレスLANは最大450Mbps通信に対応したインテル Centrino Ultimate-N 6300を搭載したマシン。これなら測定に際してPC側のボトルネックはないだろう。
なお、通信の速い/遅い、つながりやすい/にくいは人の混み具合や時間帯などによって変わってくる。あくまで参考として確認いただきたい。
今回使用したモバイルルーター
スカイツリーのお膝元! 東京ソラマチ
ソフトバンクの4Gが爆速!
今年の人気スポットの第一といえば「東京スカイツリー」。その土台というべき場所にショップが多数入っているのが「東京ソラマチ」。まずはここで計測してみた。計測したのは平日の夕方。人気スポットだけに平日でも観光客は多めだ。
速度を見てみると、SoftBank 4Gの健闘が見て取れる。続いてEMOBILE LTEとau 4G LTEが互角。そしてWiMAXとドコモXiが続く。
人気スポットだけあって施設内の電波状況は良好なのだが、やはり通信速度に差がついてしまった。実際の使用感は速度に比例し、SoftBank 4G、au 4G LTE、EMOBILE LTEと残り2つの差は大きく感じた。
とはいえ、比べたら差が付いたという印象で、単体でXiやWiMAXを使っても遅くて困るというほどの印象は持たなかった。
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