みんな画面を囲むがカンタンに、トランスフォームするPCだからできること
3Wayのコンバーチブルウルトラブック東芝「dynabook R822」
2012年12月26日 12時00分更新
広いパームレストとクリックパッド、キー操作も犠牲にしない
東芝が採用したスライドアクションは、変形のためにスライドさせ、ディスプレーを起こすという、“2段階のステップ”を経る。
タブレットスタイルでキーボードが完全に内部に収納され、誤動作や破損の心配が軽減される点や、ノートPCスタイルで十分な広さのパームレストとクリックパッドが確保できるというのが利点だ。液晶ディスプレーの角度も自由度高く調整でき、水平状態にまで倒した新しい利用方法も提案するなど、使い勝手も配慮している。
トランスフォームを支える、メカへのこだわり
強度の面でも心配は不要だ。その点に関しても十分配慮されている。
まずスライドを実現するためのレールだが、これは左右および中央の3本を用意。さらにそれぞれのレール上で、きちんと位置を揃えて動かすために、リンクバーと呼ばれる金属製の棒を設けている。レールにはギアが用意されており、確実な動作が可能だ。
実際に動かしてみると、安定した動作で信頼感がある。重さに関しても自分が使いたいと思う位置でキッチリと止めるためには重要なものなので、これも信頼感につながる部分だろう。
液晶の角度を決めるチルト部分の動作に関しては水平から75度まで立てられるので、適切な角度を選択できる。このあたりは一般的なノートパソコンでも同様だが、快適な操作感を得るために、ディスプレーの角度が自由に決められるという点はとても重要だ。採用した変形機構によってはこのあたりの可動域が限られる場合もあるが、本機の場合は心配ない。