ニコンから、ミラーレス一眼カメラの新製品「Nikon 1 V2」が発表された。11月発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は9万円前後。
従来機と同じく撮像素子は13.2×8.8mmの「ニコンCXフォーマット」CMOSセンサーを採用。ただし解像度が1010万画素から1425万画素になっており、AFも新開発のものを採用。135点のAFポイント(コントラストAF)のうち、中央部73点が撮像面位相差AFとしても機能する。
画像処理エンジンも新開発の「EXPEED 3A」となり、AF追従で約15コマ/秒の高速連写が可能となった。また、新機能として「スロービュー」を搭載。これはシャッターボタンを半押ししてピントを合わせると、40コマ(約1.3 秒間)の画像を取り込んで5倍のスロー再生を繰り返し行なう機能。再生される画像を見ながらベストなシーンでシャッターボタンを全押しすることで、その静止画が記録される。
そのほか、撮影前にライブビュー上で背景のボケや明暗などを調整できる「ライブコントロール」機能を搭載する。
EVFは0.47型(約144万ドット)で、背面液晶も3型(約92万画素)と従来機と同じ。本体サイズは幅107.8×奥行き45.9×高さ81.6mm、本体のみの重量は約278gとなる。
レンズキットは「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」が付属する「標準ズームレンズキット」(予想実売価格10万円前後)と、上記に加えて「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」が付属する「ダブルレンズキット」(同11万8000円前後)、標準ズームキットに「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM」が付属する「ハイパーダブルズームキット」(同15万円前後)の3種類を用意する。