ニコンのミラーレス一眼「Nikon 1」の最新機種「V2」が11月に発売される(関連記事)。今回、その評価機をいち早く入手できたのでレビューしてみたいと思う(なお、機材は開発中の評価機のため、製品版とは挙動などが異なる場合がある)。
「V1」の後継機種ではない! Nikon 1のフラッグシップ
名称的には従来モデル「V1」の後継モデルのように思えるが、見た目からしてまったくの別物で、V1の上位モデルであり、Nikon 1シリーズのフラッグシップに位置するモデルだ。
下位モデルの「J2」やV1はシンプルでソリッドなイメージの外観で、一見するとチープさもあるが、ライトで目立たないデザインはスナップ撮影や日々持ち歩くことや女性ユーザーにもカメラを意識させずに軽い感覚で扱える雰囲気を持っていた。
しかしV2では、大きめのグリップに内蔵ストロボ、アナログチックなインターフェースなどを採用し、一転していかにもカメラらしいメカメカしいスタイルになっている。
直線を基調にした面で構成される基本デザインはNikon 1シリーズのシンプルさではあるが、大きめのグリップやひときわ目立つEVFとストロボ収納部など、一眼レフのスタイルをそのまま小さくした雰囲気だ。
本体サイズは幅107.8×奥行き45.9×高さ81.6mm、重量はメディアとバッテリー込みで約337gで、見た目よりも小さく軽く感じる。肥大化したグリップ部には滑り止めのゴムが貼られていて滑りにくく、しっかりとホールディングすることができる。
V1では外付けだったストロボが内蔵されているが、V1のマルチアクセサリーポートはV2にも残っている。
