文字入力もELUGA powerが強い
Optimus Vuは若干慣れが必要
文字入力は大画面だから、文字入力でも有利では? と思ったがそういうものでもないようだ。いつも通りGmailの新規作成画面で、本文に以下の文章を入力する。
「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」
予測変換は使わず、すべての文字を入力する。また片手入力だが、ここでもOptimus Vuは両手入力とした。
以下がその結果だ。
Optimus Vu | ELUGA power | AQUOS PHONE SERIE | |
---|---|---|---|
入力プログラム | LGキーボード 2.2.4 | フィットキー(iWnn IME 2.2.3) | iWnn IME SH edition |
最速タイム | 1分20秒0 | 57秒9 | 1分4秒9 |
平均タイム | 1分25秒9 | 1分4秒8 | 1分7秒6 |
ELUGA powerがここでも勝利。やはりスリムな幅ゆえの持ちやすさを感じた。だが、大画面スマホと前回のコンパクトスマホで比較した場合とでは(関連記事)、文字入力の時間に差はとくに無い。ボタンは大きく、そこに表示される字も大きく視認性は抜群な反面、片手入力では端にあるボタンや変換候補を押しにくい。コンパクトスマホでは入力が窮屈な機種もあったので一長一短だ。
ELUGA powerの話に戻ると、タッチの反応はちょっと遅れていたため、軽快という印象は無いが、実測を計ると実は良いタイムが出ている、という端末だ。なおELUGA powerはパナソニックモバイル得意のフィットキー機能を装備しており、キーボードサイズの変更が可能であるため、前述の「端にあるボタンが押せない」という問題もサイズ変更で解決する。
2位もAQUOS PHONE SERIE。4.6型の画面ということもあって、どのボタンにも指が届く。ただ端はちょっと指を伸ばして軽く触れるだけになり、反応しないことがあった。これがなければ1分を切りそうなので、両手入力ならさらに伸びそうだ。
タッチしたときの素早い応答はスクロールテストのときと同じ。前述の軽くしか触れられない場合を除き、ほぼ指の動きにピタリと合った入力が可能だ。体感的にはELUGA powerよりスムーズに入力ができた。ストレスの無い端末と言える。
Optimus Vuは片手入力では操作が不安定なので、最初から両手入力とした。キーボードが独特の配置で、キーボード全体が右側に寄っている。たとえば他の機種では画面下の真ん中にある「な」のボタンが右に寄っているので、微妙に押す場所がズレてしまう。ちょっと操作に慣れが必要だ。なお、キーボードを逆に左側に寄せる設定があるかと思ったが、とくになし。両手操作をする端末として割り切っているようだ。また入力プログラムは「LGキーボード」となっているが、iWnnがベースで有り、変換候補自体はとくに違和感はない。
タッチへの反応は他の2機種よりわずかに遅く、変換候補の表示が切り替わるときに若干時間がかかっている印象。キーボード自体は見慣れている並びなので、普通に入力するぶんには問題ないのだが、速度を競うと小さなズレが集まって大きなタイム差になってしまう。
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