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富士見iPhoneクラブ 第63回

【iOS 6】もう電話で叩き起こされない!「おやすみモード」

2012年09月24日 12時00分更新

文● 富士見iPhoneクラブ製作委員会(編集担当:じまP)

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富士見iPhoneクラブのメンバーが、iPhoneのちょっとした使いこなしテクを毎回紹介していく月曜日。iPhone上級者なら「なにを今さら…」と思うかもしれないが、案外知らなかったり、使っていなかったりするネタもあるかもしれないぞ。

iOS 6便利機能紹介シリーズその1
ロック中の着信や通知をオフにできる「おやすみモード」

 先日リリースされたiOSの新バージョン「iOS 6」。特に話題となっている『マップ』などを始めとして多くの変更があったが、新機能の方も見逃せないものが多い。

 特に今回紹介する『おやすみモード』は、iPhoneの画面をロックしている間なら着信や通知をオフにできるというもので、使用する機会が多いのではないだろうか。指定した人からの電話着信は知らせるようできるなど、細かい設定が可能なのもうれしい。

 おやすみモードにするのはとても簡単。『設定』アプリを開くと、すぐに【おやすみモード】の表示が目に入るはず。これをオンにするだけで、おやすみモードが起動する。これだけで、画面ロック時の着信と通知をオフにできるというわけだ。ちなみに、有効になっている間は画面上の時刻の左側に月(三日月)のマークが入ることでわかる。

おやすみモードの設定はとっても簡単。『設定』アプリの【おやすみモード】をオンにすると、画面上の時刻に月のマークが表示される。この状態で画面をロックすると、電話の着信や通知センターの通知で音が鳴らなくなる

おやすみ設定は「通知」から
「時間を指定」「着信OKの相手を指定」「至急の電話は鳴らす」の3種類

 おやすみモードの詳細な設定は、『設定』アプリの【通知】をタップしておこなう。ここで設定できるのは、【時間指定】【着信を許可】【かけ直しの電話】の3つ。

 【時間指定】は、おやすみモードをオンにしたときに、ここで指定した時間の間は着信や通知がオフになる機能だ。「オン」にすると、その下に“開始 終了”という表示が現れるので、それをタップすることで時間を設定する。“おやすみ”モードだけに、着信などの音声で目が覚めてしまわないよう、睡眠時間内を設定するという使い方が一般的だろう。また、映画を見るときや、試験時間など、iPhoneが鳴ったら困るシチュエーションのときに設定するのもアリだ。

おやすみモードの設定は『設定』アプリ→【通知】→【おやすみモード】という手順がちょっと気づきにくいかも。【時間指定】をオンにして開始時間と終了時間を設定すると、その時間内だけおやすみモードが有効になる

 【着信を許可】は文字通り、着信を許可する人を【すべての人】【だれも許可しない】【よく使う項目】の3つから選ぶことができる。連絡先から特定のグループのみの着信を許可することも可能だ。また、おやすみモードにしていて、大事な連絡に気付けなかった……というケースも考えられる。そういうときのために使えるのが【かけ直しの電話】で、オンに設定しておけば、「同じ人から3分以内に2度目の電話があったとき」なら、おやすみモード中であって着信音が鳴る。至急の用事なら、何度もかけ直してくることが考えられるので、オンにしておけば気付けるというわけだ。

【着信を許可】は、おやすみモードの状態でも着信を許可する人の範囲を指定できる。【かけ直しの電話】は、オンに設定すると「同じ人から3分以内に2度目の電話があったとき」に通知される

 なお、くどいようだが、おやすみモードは画面ロックしている場合にのみ有効になる。当然、ホーム画面や操作中なら、オンにしていても着信や通知はいつものように受ける。また、おやすみモード中の着信や通知は、あくまでオフにできるというわけで、着信や通知自体の履歴は残ることにも注意しよう。

画面ロックしている場合にのみ有効になる、という点に注意しよう。iPhoneを操作していたり、画面ロックしていない場合は、おやすみモードにしていても着信や通知を受けるのだ。また、おやすみモード&画面ロックしていても、着信や通知の履歴はきちんと残る


このテクを使っている覆面:ニッシーさん

 私のようなリア充ともなると、ゆっくり眠りたいときにもひっきりなしに連絡が来てしまうものだ。それ自体はうれしいものだが、やはり着信が多すぎると睡眠が妨げられてしまうので、このおやすみモードは重宝しそう。また、映画や会議など、静かにしなければいけない場面でも使い道がある。ただ、画面ロックにしていないと有効にならないことなど、注意点もしっかり覚えておいてほしい。

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