富士見iPhoneクラブのメンバーが、iPhoneのちょっとした使いこなしテクを毎回紹介していく本連載。iPhone上級者なら「なにを今さら…」と思うかもしれないが、案外知らなかったり、使っていなかったりするネタもあるかもしれないぞ。
30分後、駅に着いたら起こしてね
iPhoneのお役立ち機能の1つが「時計」アプリ。指定した時間に音を鳴らすアラームや、キッチンで役立つタイマーがもっぱらメインだ。目覚ましとして毎日使っているという人も少なくないはず。通勤電車を貴重な睡眠時間にあてている人なら、乗り過ごさないようにiPhoneを目覚ましにできたら便利だろう。
だが、このアプリには1個難点がある。マナーモードであっても、指定した時間がくれば音が鳴ってしまうことだ。サウンドから「なし」を選択することもできるが、これはバイブまでオフになってしまう。こんな「あちらを立てればこちらが立たず」を解消する、「音は鳴らさずに本体は振動させる」Tipsをご紹介しよう。
それは無音のファイルを着信音に設定し、「無音を鳴らす」ことで、音を出さないままバイブレーションを作動させるというものだ。
まず無音ファイルを用意(GarageBandなどで作成可能)したらiTunesを開き、「ライブラリ」の「着信音」にファイルをドラッグ&ドロップする。iPhoneを接続し、「デバイス」からつないだiPhoneをクリックして、「着信音」タブから「着信音を同期」をチェックし、同期する。ファイルの転送を終えたら、アラームのサウンド設定で無音ファイルを指定すれば完成だ。
これで指定した時間になっても、バイブが作動するだけで音は鳴らない。静かな場所で音が出せず、時間は知らせてほしいというときに便利だ。電車やバスの移動中、目的地に着くぐらいの時間にタイマーを設定しておけば、居眠りしてもバイブで起きられる。突然大きな音を出して、他の乗客の迷惑になることもない。
なお、タイマーは再生している音楽を自動で止める機能もそなえている。「タイマー終了時」から、一番下にある「再生停止」を選択して設定しよう。設定した時間になると、自動で音楽がフェードアウトし、再生が止まる仕組みだ。就寝前に音楽を聴いている時などに役立つだろう。

このテクを使っている覆面:ニッシーさん
毎日が激務&私生活でもリア充な私は通勤電車くらいは居眠りをしたいが、アラームを使おうにも大きな音は出せない。そんな人に非常に役立つテクニックだ。「春眠暁をおぼえず」という今のような季節、ぜひ試してほしい。

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