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プロカメラマンがサブ機に「EOS M」を選ぶワケ

2012年08月23日 12時00分更新

文● 周防克弥

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魅力その4 シンプルながら実用的なボディーデザイン

上面左側にはステレオマイクが内蔵されている。撮影モードの変更はシャッターボタン周囲のダイアルで行なう。一番左の「+」マーク付きが完全カメラ任せの「シーンインテリジェントオート」、真ん中を選ぶとプログラムオートや絞り/シャッタースピード優先オート、マニュアル、クリエイティブオートなどを選べる「応用撮影ゾーン」。一番右が動画モードだ

上面左側にはステレオマイクが内蔵されている。撮影モードの変更はシャッターボタン周囲のダイアルで行なう。一番左の「+」マーク付きが完全カメラ任せの「シーンインテリジェントオート」、真ん中を選ぶとプログラムオートや絞り/シャッタースピード優先オート、マニュアル、クリエイティブオートなどを選べる「応用撮影ゾーン」。一番右が動画モードだ

22mmレンズ(左)と18-55mmレンズ(右)を装着した状態

 ボディーデザインはかなりシンプルで、本体サイズと比較して大きめに見えるシャッターボタンと、角を切り落としたなで肩デザインが特徴的だ。控えめについているグリップもホールディングには実に役立ち、小さいながらも安定して構えることができる。

側面にはマイク入力にHDMI出力、USB端子があるがリモートレリーズ用の端子はない。そのかわり赤外線リモコンが使用可能

側面にはマイク入力にHDMI出力、USB端子があるがリモートレリーズ用の端子はない。そのかわり赤外線リモコンが使用可能

電池蓋には小さな穴があり、電源ケーブルを通すことでACアダプターを使用できる

電池蓋には小さな穴があり、電源ケーブルを通すことでACアダプターを使用できる

電池は専用の「LP-E12」を使用。メディアスロットも電池室内部にある

電池は専用の「LP-E12」を使用。メディアスロットも電池室内部にある

ストラップの取り付けは一風変わった仕様だ。コインなどがあれば簡単に交換可能だが、穴が細いため、汎用品を購入する場合には注意が必要

 本体サイズは幅108.6×奥行き32.3×高さ66.5mmで、重量はメディア・バッテリー込みで約298g。最近のミラーレス機としては標準的なサイズ・重量で、多少厚みを感じる程度。色は4色用意され、ブラック、シルバー、ホワイト、レッドが選べる。

本体カラーは4色だが、キットによっては選べない色も……

本体カラーは4色だが、キットによっては選べない色も……

最大径60.9mm、長さ23.7mm、重さ105gのパンケーキレンズ。装着時には約35mmに相当し、最短撮影距離は約15cmとかなり寄って撮れる。標準ズームでカバーできる焦点距離だが近接能力も高く、これ1本で大抵の写真が撮れる常用性の高いレンズだ

最大径60.9mm、長さ23.7mm、重さ105gのパンケーキレンズ。装着時には約35mmに相当し、最短撮影距離は約15cmとかなり寄って撮れる。標準ズームでカバーできる焦点距離だが近接能力も高く、これ1本で大抵の写真が撮れる常用性の高いレンズだ

最大径60.9mm、長さ61mm、重さ210gの標準ズーム。装着時には約29~88mmに相当する3倍ズームレンズで、最短撮影距離は約25cm

最大径60.9mm、長さ61mm、重さ210gの標準ズーム。装着時には約29~88mmに相当する3倍ズームレンズで、最短撮影距離は約25cm

 なお、ボディー単体販売ではブラックカラーのみ、22mm単焦点のパンケーキレンズ付属のレンズキットと、18-55mmの標準ズームレンズ付属のレンズキットではブラックとシルバーの2色しか選ぶことができない。

 つまり、ホワイトとレッドのモデルがほしい場合には、22mmと18-55mmの2本が付属するダブルレンズキットを選ぶ必要がある(もちろん、ダブルレンズキットでは4色すべてから選択可能だ)。

 ただし、このダブルレンズキットは結構お買い得なモデルで、2本のレンズのほかに小型のストロボとEFレンズ用のマウントアダプターが付属する。

 狙いとしてはライトユーザー層にダブルレンズキットを選んでもらい、現状で足りない望遠レンズやマクロレンズ、広角レンズをEFレンズで補ってもらうことで、後々EOSの一眼レフに導く手段にもなっているのだろう。

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